
嵐山の夏おすすめスポットを詳しく解説

目次
はじめに
竹林や苔の庭を歩くなら朝、渡月橋は川風が通る夕方、鵜飼は夜——夏の嵐山は、時間帯で行き先を変えると過ごしやすくなります。本記事では、夏に訪れたい5つのスポット、鵜飼や保津川下りなど夏の体験・行事、目的別のモデルコースを紹介します(料金・日程は2026年9月時点)。
夏の嵐山おすすめ観光スポット
夏に訪れたい嵐山の5スポットです。拝観料などは2026年9月時点の情報です。
1. 嵐山竹林の小径
〜竹の日陰が続く約400mの小径〜

約400メートル続く竹林の小径は、竹が日差しを遮るため、夏でも日なたの道より歩きやすく感じられます。
日中は観光客で混み合うので、ゆっくり歩いたり写真を撮ったりするなら、比較的人の少ない早朝が狙い目です。
所要時間:徒歩で約10分〜15分
アクセス:嵐電「嵐山駅」から徒歩10分、JR「嵯峨嵐山駅」から徒歩13分
2. 天龍寺と曹源池庭園
〜嵐山を借景にした池泉回遊式庭園〜

世界遺産の天龍寺は臨済宗天龍寺派の大本山です。曹源池庭園は嵐山を借景にした池泉回遊式の庭園で、夏は池の周りの青もみじが見頃です。
諸堂(大方丈など)の拝観券もあれば、大方丈の縁側に座り、日陰から庭を正面に眺められます。
拝観料:庭園500円(諸堂共通券 800円)
拝観時間:8:30〜17:00(受付終了16:50、2026年9月時点)
3. 渡月橋と桂川河畔
〜夕方に歩きたい桂川の橋〜

嵐山を象徴する「渡月橋」は、桂川(大堰川)にかかる長さ155メートルの橋。
平安時代に架けられたとされ、その名の由来は「満月が橋を渡っていくように見えた」という優美な逸話から。
日中は観光客で混み合いますが、日が傾く夕方は暑さがやわらぎ、橋の上から嵐山の稜線と川の流れを眺めながら歩けます。
観光時間の目安:混雑と暑さを避けるなら早朝か夕方
周辺にカフェ・ベンチ・屋形船乗り場もあり
4. 大河内山荘庭園
〜竹林の小径の奥、抹茶付きで巡る庭園〜

竹林の小径を抜けた先にあるのが「大河内山荘」です。
昭和初期の名優・大河内傳次郎が建てた別荘跡で、約2万平方メートルにわたる広大な庭園と茶室があります。
夏は青もみじが頭上を覆います。拝観料には抹茶とお菓子が含まれているので、庭を歩いたあとにひと息つけます。
拝観料:1,000円(抹茶付き)
高台からは京都市街を見渡せる
5. 祇王寺(ぎおうじ)
〜苔庭と『平家物語』ゆかりの寺〜

奥嵯峨にある小さな寺で、『平家物語』に登場する白拍子・祇王が、平清盛のもとを去ったあと出家して余生を過ごした寺として知られます。
夏は苔庭一面が緑に覆われ、竹や楓の葉越しに木漏れ日が落ちます。
拝観料:500円(2026年9月時点)
所要時間:ゆっくり見ても20分ほど(静かに過ごすのがおすすめ)
【 夏の嵐山スポット早見表 】
| スポット名 | 特徴・見どころ | 拝観料(2026年9月時点) |
|---|---|---|
| 嵐山竹林の小径 | 竹の日陰が続く約400mの小径 | 無料 |
| 天龍寺と曹源池庭園 | 嵐山を借景にした池泉回遊式庭園と青もみじ | 庭園500円(諸堂共通800円) |
| 渡月橋と桂川河畔 | 夕方の川風と嵐山の稜線 | 無料 |
| 大河内山荘庭園 | 青もみじの庭園と高台からの眺め。抹茶付き | 1,000円 |
| 祇王寺 | 苔庭と祇王の伝承が残る小さな寺 | 500円 |
夏にしか体験できないアクティビティ
夏の嵐山で体験できるアクティビティと行事です。2026年の日程が発表されているものは日程も記載しています。
1. 鵜飼い観覧(うかい)
炎の灯りと鵜匠の技が夜の嵐山を照らす

篝火の明かりの中、鵜匠が鵜を操って鮎を捕る伝統漁法「鵜飼」が、夏の夜の大堰川で行われます。
屋形船の「鵜飼観覧船」(乗合大人3,000円・2026年)なら間近で見物できます(飲食物の持ち込みは貸切船で可能)。
- 【開催期間】2026年7月1日(水)〜9月23日(水・祝)
- 【場所】嵐山・桂川(大堰川)
- 【出発時刻】19:00 / 20:00(8月17日以降は18:30 / 19:30、8月16日は事前予約船のみ)※天候により中止あり
2. 保津川下り
亀岡から嵐山まで約16kmの舟下り

亀岡から嵐山まで約16kmの保津川を、船頭の舵さばきで約2時間かけて下ります。
切り立った峡谷の間を進み、急流では水しぶきがかかることもあります。川の上は日差しを遮るものが少ないので、帽子と日焼け止めを用意しておきましょう。
- 【運航】通年(年末年始などの運休日あり)
- 【所要時間】約2時間
- 【料金】大人6,000円 / 小人4,500円(2026年9月時点)
3. 嵐電「妖怪電車」
車内に妖怪が現れる夏の夜のイベント列車

嵐電の夏の名物として続いてきた「妖怪電車」は、車内に妖怪が現れる肝試し風のイベント列車です。
ただし2025年はお盆の開催が見送られ、2026年以降の開催は未定です(2026年9月時点)。
運行の有無は京福電鉄(嵐電)の公式発表をご確認ください。
- 【運行状況】2025年は開催見送り、2026年以降は未定
- 【運行区間】嵐電嵐山駅〜四条大宮駅間(過去の開催時)
- 【運行時刻】過去の開催時は夕方〜夜に1日5便
- 【乗車料金】開催時の公式発表をご確認ください
4. 嵯峨野トロッコ列車「風鈴トロッコ」
風鈴を吊るした夕方のトロッコ列車
保津峡を走る観光列車・嵯峨野トロッコでは、2024年8月にイベント列車「夕涼み 風鈴トロッコ」が運行されました。
たくさんの風鈴の音色と渓谷の景色の中で夕涼みを楽しむ企画です。
2024年は「トロッコ保津峡駅」で約30分停車し、願い事を書いた短冊を風鈴に結ぶ体験ができました。
- 【運行日】2024年は8月17日(土)・18日(日)に運行。2026年の運行は未発表(2026年9月時点)のため嵯峨野観光鉄道の公式サイトで確認
- 【運行時間】2024年はトロッコ嵯峨17:10発の夕方便
- 【料金】2024年は1BOX 5,000円(最大4名)
5. 愛宕山・千日詣り(せんにちまいり)
夜通し登って千日分の火伏せを願う
嵐山の奥、標高924mの愛宕山にある「愛宕神社」では、7月31日夜から8月1日未明にかけて登拝する特別行事が行われます。
この日に参拝すれば、1回で1000日分の火難除けのご利益があるとされ、多くの参拝者が懐中電灯を手に登山道を登ります。
登山道は暗く急な区間が続くため、懐中電灯と歩きやすい靴、十分な飲み物を用意して臨みましょう。
- 【開催日】2026年7月31日(金)夜〜8月1日(土)未明
- 【登山時間】約2〜3時間(片道)
- 【場所】愛宕山(標高924m)・愛宕神社
- 【目的】火伏せの神に「千日分」のご利益祈願
【 夏限定体験アクティビティ比較表 】
| 体験名 | 内容の特徴 | 開催期間 | 所要時間 |
|---|---|---|---|
| 鵜飼い観覧 | 篝火の下で鵜匠が鮎を捕る伝統漁 | 7月1日〜9月23日 | 約1時間 |
| 保津川下り | 亀岡〜嵐山約16kmの渓谷を舟で下る | 通年 | 約2時間 |
| 妖怪電車(嵐電) | 車内に妖怪が現れる夜のイベント列車 | 2025年は見送り・以降未定 | 約20分 |
| 風鈴トロッコ列車 | 風鈴を吊るした夕方の臨時列車 | 2024年は8月17・18日 | 約1時間 |
| 愛宕山・千日詣り | 夜通し登拝して千日分の火伏せを祈る | 7月31日夜〜8月1日朝 | 登山片道2-3h |
最新の期間限定イベント・祭り(2026年夏)
1. 嵐山灯籠流しと五山送り火「鳥居形」
灯籠流しと鳥居形を同じ場所で

毎年8月16日に行われる「五山送り火」の一環として、嵐山中ノ島公園では灯籠流しが開催されます。灯籠流しは19:00~21:00頃まで行われ、20:20には「鳥居形」の送り火が点火されます。灯籠一基は1,500円で、水塔婆一枚が付いています。追加の水塔婆は1枚300円で購入可能です。
お役立ち情報:
アクセス: 市バス28系統「嵐山公園」下車、阪急電車「嵐山駅」または嵐電「嵐山駅」から徒歩すぐ。
混雑状況: 五山送り火と重なるため、夕方から混雑が予想されます。早めの到着がおすすめです。
注意点: 天候や川の水位により、灯籠流しが中止される場合があります。
4. 夏の嵐山の楽しみ方・モデルコース提案
目的に合わせた3つのモデルコースです。時間は目安なので、拝観時間や運航時刻を確認して調整してください。
①|定番の涼スポットを巡るコース
竹林・苔庭・庭園を午前中に回る、初めての嵐山向けのプラン。

🕒 所要時間:約6〜7時間|🧭 難易度:★☆☆|🎐 夏体験:3〜4スポット
| 時間帯 | 行程 | 内容解説 |
|---|---|---|
| 8:00〜9:30 | 天龍寺・竹林の小径 | 比較的人の少ない朝のうちに竹林を歩く。天龍寺の拝観は8:30から。 |
| 9:30〜10:30 | 野宮神社〜祇王寺 | 野宮神社の黒木鳥居を見てから、奥嵯峨の祇王寺の苔庭へ。 |
| 11:00〜12:00 | 大河内山荘+抹茶 | 高台の庭園を歩き、拝観料に含まれる抹茶でひと休み。 |
| 12:30〜13:30 | 川沿いカフェで納涼ランチ | 渡月橋周辺で昼食。冷たいそばやかき氷を出す店もある。 |
| 14:00〜15:00 | 嵐山駅「キモノフォレスト」 | 嵐電嵐山駅の構内に、京友禅の布を巻いたポールが並ぶ。 |
②|涼 × アクティブ体験コース
夏の嵐山を動きながら楽しみたい人向けの、体験重視プラン。

🕒 所要時間:約7〜8時間(亀岡への移動を含む)|🧭 難易度:★★☆|🎐 夏体験:4〜5スポット
| 時間帯 | 行程 | 内容解説 |
|---|---|---|
| 9:00〜11:00 | 保津川下り(亀岡〜嵐山) | 亀岡の乗船場から9時台の便に乗り、約2時間で嵐山へ(平日は定期船、土日祝は定員が集まり次第の随時運航)。 |
| 11:00〜12:00 | 渡月橋周辺ランチ | 舟を降りた渡月橋周辺で昼食。 |
| 12:30〜13:30 | 天龍寺〜竹林の小径 | 庭園を見てから北門を出て竹林の小径へ。 |
| 14:00〜15:00 | 和菓子 or 竹細工体験 | 嵐山周辺の体験教室で和菓子作りや竹細工に挑戦(要予約。実施店舗は事前に確認)。 |
| 15:30〜16:30 | 嵐電で沿線散策 | 嵐山駅から路面電車の嵐電に乗り、沿線の寺社や街並みへ。 |
③|夕方の庭園と夜の鵜飼を楽しむコース
午後に奥嵯峨の庭園を回り、夜は鵜飼を見物するプラン。

🕒 所要時間:約5〜6時間|🧭 難易度:★☆☆|🎐 夏体験:2〜3スポット(+夜イベント)
| 時間帯 | 行程 | 内容解説 |
|---|---|---|
| 13:00〜14:00 | 嵐山駅〜キモノフォレスト | 嵐電嵐山駅のキモノフォレストからスタート。浴衣で歩くなら着付けは先に済ませておく。 |
| 14:00〜15:00 | 祇王寺〜大河内山荘 | 祇王寺の苔庭と大河内山荘の庭園を巡る。 |
| 15:30〜16:30 | カフェで早めの夕食 or 甘味 | 甘味や軽食で休憩し、鵜飼の時間まで渡月橋周辺で過ごす。 |
| 19:00〜20:00 | 鵜飼観覧(屋形船) | 乗合船で鵜飼を見物(19:00/20:00発、8月17日以降は18:30/19:30発)。 |
| 20:20〜 | 五山送り火(8/16限定) | タイミングが合えば、鳥居形の送り火と灯籠流しを一緒に鑑賞(8/16の鵜飼は事前予約船のみ)。 |
2026年 夏の嵐山 最新情報
嵯峨野トロッコ列車は現行車両での運行が2026年12月をもって終了し、2027年から新型車両に切り替わる予定です。現行車両に乗れるのは2026年が最後です(運行期間:3月1日〜12月29日)。
保津川下りの通常期(3月10日〜12月13日)の運航は9:00〜15:00で、平日は毎時の定期船、土日祝は随時運航です。VELTRAやKKdayなどのサイトでも予約でき、当日に乗船場の窓口で乗船券を買うこともできます。
まとめ
暑い時期の嵐山は、竹林や庭園は朝、渡月橋は夕方、鵜飼は夜と、時間帯で行き先を分けると歩きやすくなります。鵜飼(7月1日〜9月23日)や五山送り火(8月16日)のように日程が決まった行事は、その年の日程を公式サイトで確認してから計画しましょう。




