🕓 2024/7/22
#グルメ
長野のグルメについて
長野県は、美しい自然と豊かな文化が融合した地域で、独自の魅力的なグルメ文化を持っています。長野の料理は、地元の新鮮な食材を活かし、素朴でありながら深い味わいが特徴です。そんな長野を訪れるなら、ぜひ体験していただきたい絶品グルメを紹介します。
以下に紹介する「信州そば」「信州サーモン」「山賊焼」は、長野を訪れるなら必ず味わっていただきたい絶品グルメです。
長野の厳選グルメ3選
1. 信州そば
● 信州そばの魅力
信州そばは長野県全域で栽培されるそばを指します。この地域のそばは、特有の気候と風土によって育まれたもので、その美味しさにはいくつかの理由があります。まず、長野県の昼夜の寒暖差が大きく、これがそば粉の澱粉の熟成を促し、風味豊かなそばを生み出します。
多様な種類があり、それぞれの地域に特有の特色があります。例えば、戸隠そばは日本三大そばの一つで、その風味の良さと喉越しの良さが特徴です。また、更科そばはそばの実の中心部だけを使った白いそばで、上品な味わいが楽しめます。さらに、木曽地方のすんきそばは、乳酸発酵させた赤カブの葉を使ったもので、独特の酸味が魅力です。
● 信州そばの歴史
信州そばの歴史は、そのルーツが奈良時代にまで遡ると言われています。そばが長野県に伝わったのは、役小角という修験者が信州にそばの実を持ち込み、地元の人々にそば栽培を教えたことが始まりとされています。この伝説の地は現在の伊那市であり、「信州そば発祥の地」として知られています。
江戸時代には、信州そばは全国に広がり、特に高遠そばは徳川家康にも振る舞われたと記録されています。この時代にそば切りの技術が確立され、現在の細長いそばの形が一般的になりました。
● 信州そばを食べるならココ! !
- 店名:大久保西の茶屋本店
- 魅力:
長野県戸隠にある「大久保西の茶屋」は、自家農園で育てたそばや野菜を中心に、伝統的な戸隠そばと季節の山野菜料理を提供する老舗です。創業寛永元年(1624年)から390余年にわたり、十三代目の主人が腕を振るうこちらのお店は、昔造りの茅葺き屋根が目印です。
標高1,100mの高原の空気と戸隠の水を使用しています。これらの最高の素材と、代々受け継がれてきたそば打ちの技法が合わさり、「うまいもんを出したいから、うまいもんを作る!」という信念のもと、絶品のそばが生み出されています。 - アクセス:JR長野駅から車で約25分
- 住所: 〒381-4102 長野県長野市戸隠豊岡2763
- グーグルマップ:https://maps.app.goo.gl/4Paz9wD9XGYxcoLZ6
2. 信州サーモン
● 信州サーモンの魅力
信州サーモンは、長野県水産試験場が約10年の歳月をかけて開発した養殖専用の魚です。ニジマスの雌とブラウントラウトの雄を交配させたこの品種は、銀色の美しい体と紅色の身を持ち、その見た目から「信州サーモン」と名付けられました。卵を産まない三倍体遺伝子を持ち、産卵に必要なエネルギーが全て身の美味しさに変わります。
信州サーモンの身は肉厚で脂がのっており、トロリとした舌触りが特徴です。適度な脂が豊かな風味を引き立て、どんな料理にも適しています。特に刺身として食べると、まろやかな味わいと適度な歯ごたえが楽しめます。
● 信州サーモンの歴史
1994年(平成6年)に開発がスタートし、2004年(平成16年)に正式に生産が始まりました。
この開発には多くの試行錯誤があり、毎年2万から3万粒もの受精卵に特別な処理を施し、4倍体ニジマスを作り出し、それをさらにブラウントラウトと掛け合わせるという過程を経ました。開発の初期には成功率が非常に低く、10年かけてようやく安定した生産が可能になりました。
● 信州サーモンを食べるならココ! !
- 店舗名:かわせみ
- 魅力:
「かわせみ」は、国産食材や地元食材にこだわった定食屋さんです。特に、安曇野松川産のお米や自家製味噌を使った料理が自慢です。
信州サーモンづけ丼は、1,630円で提供されており、サラダ、なすの煮びたし、お味噌汁、きゅうりの浅漬けが付いた定食スタイルです。とろけるような食感と甘みが絶妙で、臭みのない新鮮なサーモンを楽しむことができます。 - 住所:長野県安曇野市穂高有明10001−1
- アクセス:安曇野インターチェンジから車で約17分、JR穂高駅からタクシーで約5分
- グーグルマップ : https://maps.app.goo.gl/UoAZi3Ws9vGX1Cnn8
3. 山賊焼
● 山賊焼の魅力
山賊焼は長野県の松本市や塩尻市を中心に親しまれているご当地グルメで、豪快な鶏料理として知られています。鶏肉をニンニクが効いた醤油ダレに漬け込み、片栗粉をまぶしてカラリと揚げたもので、その特徴は外がカリカリ、中がジューシーな食感です。使用する鶏肉はモモ肉が一般的で、一枚肉をそのまま豪快に調理するのが特徴です。
ご飯のおかずやお酒のつまみとしても楽しめる一品です。その豪快な見た目とボリューム満点の味わいは、地元の人々や観光客に広く愛されています。塩尻市と松本市では毎年「山賊焼の日」を設け、イベントを通じてその魅力を発信しています。
● 山賊焼の歴史
山賊焼の歴史は、長野県の松本市と塩尻市を中心に展開されるこの豪快な鶏料理の起源に根ざしています。山賊焼は、第二次世界大戦後に塩尻市の「山賊」という居酒屋の店主が考案した料理です。
2000年代に入ると、松本市と塩尻市で山賊焼のご当地グルメとしてのPR活動が本格化し、2009年には松本食堂事業協同組合青年部が山賊焼を提供する店にのぼり旗を掲示する取り組みを開始しました。2012年には「松本山賊焼応援団」が結成され、独自の基準が設けられました。
● 山賊焼を食べるならココ! !
- 店名:正和食堂
- 魅力:
「正和食堂」の名物である山賊焼きは、大サイズにすると迫力満点です。骨付きのモモ肉と柔らかくジューシーなムネ肉が2枚ついており、そのボリュームには驚かされます。外側はパリッとした衣で包まれ、内側はしっとりとした食感。塩味とニンニクやショウガのパンチが効いた味付けで、何もつけなくてもそのまま美味しくいただけます。 - アクセス:塩尻駅から徒歩5分
- 住所:長野県塩尻市大門七番町13-28 正和コーポ 1F
- グーグルマップ:https://maps.app.goo.gl/QR5RRyHw31esFfJ48