🕓 2025/4/30
#日本酒
自然で心を潤し、地酒で舌鼓を打つ日光旅
目次
はじめに
朱塗りと極彩色がまばゆい日光東照宮。
その荘厳さを支えてきた男体山の伏流水は、門前町・今市の蔵で“旨口の地酒”となり、参拝客の五感を潤してきました。
本記事では、東照宮の歴史的背景をひも解きながら、門前に息づく二つの老舗蔵と体験型醸造所、さらに鬼怒川温泉へと続く“飲み比べの小旅行”までを網羅。
社の静謐と蔵の白壁が織りなすコントラスト、そして季節限定酒や手づくり体験がもたらす一期一会の味わい――。
1. 日光東照宮でつくる日本酒とは
霊峰・男体山を遥拝する聖地、日光。
400年以上前、徳川家康を祀るために造営された日光東照宮は、極彩色の社殿群と精緻な彫刻で世界遺産《日光の社寺》を構成する日本屈指の名所です。三猿や眠り猫などの意匠に込められた教訓は、平和と繁栄を願った家康の遺志そのもの。
これら豪華絢爛な装飾を支えたのが、日光連山の清冽な水と、厳しい冬の寒さでした──実はその恵みこそが、日光の日本酒文化を育てる原動力でもあったのです。
・将軍家の聖地と、清らかな仕込み水の邂逅
寛永13年(1636年)の大造替以降、東照宮は江戸幕府の威光を示す象徴となりました。一方、門前町の今市(いまいち)では日光杉並木を抜ける寒風と男体山系の伏流水を活かし、江戸中期から小規模な酒蔵が誕生します。現在も渡邊佐平商店(創業1842)と片山酒造(創業1880)が残り、ともに**「全量純米造り」や「佐瀬式槽しぼり」**といった昔ながらの手仕事を守り続けています。
・荘厳な社殿と、蔵の白壁が響き合う門前風景
東照宮から車で20分ほど南下すると、杉並木街道が終わる今市の住宅地に白い土蔵が点在します。金箔と極彩色がまばゆい社殿を見たあとに、木遣りの香り漂う素朴な蔵を訪ねれば、華と侘びが同居する日光ならではのコントラストを体感できます。見学は両蔵とも 事前予約制・無料試飲付き。冬季は蒸し米や槽しぼりの工程を間近で見られ、搾りたての雫をその場で味わえるのが醍醐味です。
・厳寒仕込みが生む“旨口”の地酒
硬度が中程度でミネラルを適度に含む今市の伏流水は、発酵力の強い酵母を呼び込み、キレと旨みを両立した酒質をもたらします。渡邊佐平商店の**純米吟醸「日光誉」は米の甘やかさと凛とした酸が調和し、片山酒造の原酒「柏盛」**は佐瀬式搾り由来のふくよかな米由来の旨みが特徴。冷涼な気候と伝統技法が織り成す“日光の旨口”をぜひ体験してください。
【 日光東照宮エリア 概要情報 】
項目 | 内容 |
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所在地 | 栃木県日光市山内・今市地区 |
アクセス | 東武日光線 東武日光駅(東照宮まで路線バス約10分)/ 東武日光線 下今市駅(酒蔵まで徒歩約10分)/ 東京(浅草)から下今市までは特急リバティ・スペーシアXで約1時間40分 |
主な観光地 | 日光東照宮・二荒山神社・輪王寺、神橋、華厳の滝、いろは坂、鬼怒川温泉、日光杉並木 |
日本酒スポット | 今市の地酒街道(渡邊佐平商店/片山酒造)、前日光醸造所(鹿沼市) |
イベント情報 | 3月初旬「日光地酒まつり」鬼怒川温泉駅前広場(片山酒造&渡邊佐平商店の新酒試飲)/ 5月下旬「四蔵合同酒蔵まつり」(渡邊佐平商店・片山酒造ほか)/ 9月上旬 ひやおろし解禁 各蔵新酒リリース |
2. 日光東照宮周辺の「おすすめ酒蔵」
“家康公の社”と“名水の蔵”を一度に味わう
照宮から車でわずか20分圏内に、仕込み水の名所・今市を中心とした酒蔵や体験施設が集まっています。杉並木が続く街道沿いで生まれる旨口の地酒は、きらびやかな社殿とは対照的に素朴で温かな味わい。ここでは東照宮観光と組み合わせて立ち寄りやすい 酒蔵3軒 を厳選してご紹介します。
1. 渡邊佐平商店|日光連山の名水で醸す“全量純米”蔵
出展:https://www.tochigiji.or.jp/
1842(天保13)年創業、現当主で6代目。蔵の真横に掘った2本の自家井戸から汲み上げる**大谷川伏流水(中硬水)**は、花崗岩層を通って鉄分が極めて少なく、硬度50 mg/L前後という“軟らかくも芯のある”名水。仕込み量は約700石と小規模ながら、全製造量の90%以上を純米酒で占める栃木県内屈指の“純米率”を誇ります。
蔵見学は麹室や発酵タンク、杉樽の熟成庫を回り、最後は試飲コーナーでや生酛仕込みなど3〜5種を利き酒。代表銘柄〈純米吟醸 日光誉〉は2023 ミラノSAKEチャレンジ金賞、〈生酛純米 尊徳〉はIWC SAKE部門推奨酒など、近年国際コンテストでの受賞が続出。
項目 | 内容 |
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正式名称 | 株式会社渡邊佐平商店 |
創業年 | 1842年(天保13年) |
主な銘柄 | 純米吟醸 日光誉/純米酒 鬼笑い |
見学 | 〇(完全予約制・無料) |
試飲 | 〇(数種類) |
直売所 | あり(限定酒・梅酒・酒粕菓子) |
アクセス | 東武下今市駅 徒歩約10分 |
2. 片山酒造|“佐瀬式槽しぼり”を守る原酒の蔵
出展:https://www.tochigiji.or.jp/
1880(明治13)年創業。世界遺産・滝尾神社の霊水「酒の泉」を源とする伏流水を、地下16 mの井戸から汲む超軟水〈千両水〉(硬度2度)を仕込みに使用。柔らかい水質を生かすため、江戸時代と同じ木製・佐瀬式槽しぼりで4日かけて低圧搾し、雑味のない原酒〈柏盛〉を生み出します。
蔵限定〈純米吟醸 素顔〉シリーズはSAKE COMPETITION 2023 シルバーを受賞。ほかにも古代米仕込みやLED照射発酵など、伝統と革新を合わせた実験的な酒造りにも挑戦中。ショップでは原酒入り「酒ケーキ」や汲みたて〈千両水〉の無料試飲も提供しています。
項目 | 内容 |
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正式名称 | 片山酒造株式会社 |
創業年 | 1880年(明治13年) |
主な銘柄 | 原酒 柏盛(かしわざかり) |
見学 | 〇(無料・要予約/1日4回) |
試飲 | 〇(搾りたて原酒など) |
直売所 | あり(蔵限定酒・酒ケーキ) |
アクセス | 東武下今市駅 徒歩約10分 |
3. 前日光醸造所|旧校舎で仕込む“オーダーメイド日本酒”体験
2022年、鹿沼市の旧上粕尾小学校を再生して誕生。タンク1本から**精米歩合・酵母・仕込み水まですべて指定できる“100本からの完全オーダーメイド醸造”**を受け付け、ウェディング用のオリジナル酒や飲食店のプライベートブランドなどが注目を集めています。
一般旅客向けには、杜氏の座学30 分+洗米・櫂入れなど仕込み工程を体験する**酒造りワークショップ**を土日中心に開催(定員10 名)。仕込み水セットや麹味噌作りとのセットプランなど、参加月ごとに内容が変わるのも魅力です。
項目 | 内容 |
---|---|
正式名称 | 前日光醸造所(小林醸造㈱) |
創業年 | 2022年(リノベ開業) |
主な銘柄 | オーダーメイド酒(銘柄自由設計) |
見学 | 〇(体験型・要予約) |
試飲 | 体験内で実施 |
直売所 | あり(オリジナル酒ほか) |
アクセス | 東武新鹿沼駅から車40分/東照宮から約45分 |
3. 日光東照宮周辺の「日本酒おすすめセレクション」
霊峰・男体山の伏流水と寒冷な気候が育む日光の地酒は、瑞々しい旨みとキレを併せ持つ“旨口タイプ”。門前町・今市の老舗蔵に加え、体験型の新鋭蔵も誕生し、日本酒ファンの注目が高まっています。ここでは 東照宮観光とセットで味わいたい銘柄を5本 厳選し、味わい・飲み方・ペアリングをまとめました。
1. 日光誉(にっこうほまれ)純米吟醸|渡邊佐平商店
杉並木街道沿いに佇む門前蔵が、「オール栃木」を掲げて醸す看板酒です。自社の井戸から汲み上げる大谷川伏流水と、栃木県産の酒米〈五百万石〉、県開発酵母 T-F を用い、低温でじっくりと発酵させています。メロンを思わせる穏やかな吟醸香と、やわらかな甘味・軽快な酸味が重なり合い、冷やでは瑞々しく、ぬる燗では米のふくらみが増す二面性をお楽しみいただけます。
2023 年と 2024 年の Milano Sake Challenge では連続受賞を果たし、海外での評価も高まっています。蔵の直売所や鬼怒川温泉「登屋本店」、湯西川温泉「IKKON」などでご購入・ご試飲いただけます。
項目 | 内容 |
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種別 | 純米吟醸 |
味わい | 穏やかな吟醸香、軽快な酸、キレの良い後味 |
飲み方 | 冷酒◎/ぬる燗○ |
相性料理 | 日光ゆば刺し、岩魚塩焼き、山菜天ぷら |
どこで買える・飲める | 渡邊佐平商店直売所、鬼怒川 登屋本店、日本酒バー IKKON |
2. 鬼笑い(おにわらい)純米生貯蔵酒|渡邊佐平商店
「来年のことを言えば鬼が笑う」という言い回しにちなむ夏季限定酒です。地元産の新品種〈とちぎ酒 14〉を 65 %まで磨き、一次火入れのみで仕上げた生貯蔵タイプのため、14 %と軽快なアルコール度数ながらフレッシュ感が際立ちます。レモングラスのような爽やかな香りとシャープな辛口の奥に、米由来のほのかな甘味が感じられますので、冷しゃぶや湯波サラダなど淡い味わいの料理と好相性です。
鬼怒川温泉の「登屋本店」や蔵元オンラインショップなど、限られた販路でのみ取り扱っています。
項目 | 内容 |
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種別 | 純米酒(生貯蔵) |
味わい | 爽快な香り、シャープな辛口、軽い甘み |
飲み方 | 冷酒一択 |
相性料理 | さっぱり系前菜、冷しゃぶ、湯波サラダ |
どこで買える・飲める | 登屋本店(鬼怒川温泉)、蔵元オンライン、日光市内酒店 |
3. 柏盛(かしわざかり)原酒 M|片山酒造
世界遺産・滝尾神社の霊水を源とする超軟水〈千両水〉で仕込み、木製佐瀬式槽で 4 日かけてゆっくり搾った本醸造原酒です。アルコール度数は 19 %と力強いながら、超軟水由来のまろやかさが加わり、バナナのような含み香と黒糖にも似たコク、そして後口に残るキレが三段階でお楽しみいただけます。
ロックで甘旨を引き締めたり、45 ℃前後の燗で香ばしさを引き立てたりと、幅広い温度帯で表情を変える一本です。
項目 | 内容 |
---|---|
種別 | 本醸造・原酒 |
味わい | ふくよかな米旨、まろやか口当たり、+2のやや辛口 |
飲み方 | 常温/ロック/お燗も可 |
相性料理 | 鹿肉ロースト、味噌田楽、燻製チーズ |
どこで買える・飲める | 片山酒造直売所、登屋本店、オンラインショップ |
4. 純米大吟醸「素顔 夢ささら」無濾過生原酒|片山酒造
栃木県独自の酒米〈夢ささら〉を 40 %まで磨き、槽口から流れる“一番搾り”だけを瓶詰めした、年間 300 本限定のフラッグシップです。白桃やマスカットを思わせる華やかな香りと、とろりとした甘旨がありながら、後半はミネラル感のあるキレで締まります。
17 %のアルコール度数で、日本酒度は+3、酸度は 1.4 とバランスの良い仕上がりです。特別な乾杯や贈答に最適で、蔵の直売所または公式 EC サイトでの事前予約が必要です。
項目 | 内容 |
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種別 | 純米大吟醸(無濾過生原酒) |
味わい | 華やかな果実香、滑らかな甘み、シャープな余韻 |
飲み方 | 5〜8 °Cで冷酒 |
相性料理 | 白身魚の昆布締め、カプレーゼ、フルーツタルト |
どこで買える・飲める | 片山酒造直売所/公式EC(要予約・数量限定) |
5. 「My Sake」オーダーメイド純米酒|前日光醸造所
鹿沼市の廃校をリノベーションした体験型クラフト蔵で造る、世界に一本だけのオーダーメイド酒です。座学 30 分の後、仕込み最終工程「留」に参加し、精米歩合(50〜70 %)、酵母 7 種、水、上槽方法などを自由に設計できます。総米 60 kg から四合瓶 100 本ができ、体験料 9,900 円には完成酒 1 本とオリジナルラベルが含まれます。発酵や瓶詰めは杜氏が管理し、2〜3 か月後に完成酒が自宅へ届きます。
項目 | 内容 |
---|---|
種別 | 体験醸造・純米酒 |
味わい | 仕込み設計次第(甘口〜辛口を自由に調整) |
飲み方 | 好みで設定 |
相性料理 | 体験参加者のオリジナル提案 |
どこで買える・飲める | 前日光醸造所(鹿沼市)体験参加者限定 |
4. 日光東照宮と酒蔵を巡る「モデルコース」
霊峰・男体山の伏流水と厳寒の気候が育む日光の地酒。門前町・今市には江戸‐明治期創業の蔵が並び、少し山間に足を延ばせば“自分で造る日本酒”体験もできます。東照宮拝観と合わせて――歴史探訪、酒造り見学、利き酒まで。旅のスタイルに合わせて選べる3コースをご提案します。
①|日光・今市の定番を巡る、王道酒蔵探訪コース
🕒 所要時間: 約5〜6時間|🧭 難易度: ★☆☆|🍶 試飲数の目安: 2〜3ヵ所
出展:https://www.tochigiji.or.jp/
“まずは日光の代表蔵を知りたい”人向け。世界遺産・東照宮を朝イチで参拝し、門前バス→東武線で今市へ。2大老舗蔵を効率よく回ります。無料試飲で“日光の旨口”を飲み比べましょう。
時間帯 | 行程 | 内容 |
---|---|---|
8:00〜10:00 | 日光東照宮(開門8:00) | 陽明門・三猿・眠り猫などを拝観。朝は渋滞・混雑が少なく快適。 |
10:15〜10:35 | バス→東武日光駅5分 | 下今市駅へ移動 |
10:45〜12:00 | 渡邊佐平商店 | 全量純米蔵の見学(要予約)。試飲は純米吟醸〈日光誉〉ほか3種。所要45分。 |
12:00〜13:00 | ランチ(今市そば・湯波料理) | 酒蔵周辺の老舗そば店で昼食 |
13:00〜14:30 | 片山酒造 | 14:00の回で佐瀬式槽しぼり見学。搾りたて原酒〈柏盛〉を試飲。 |
14:30〜15:00 | お土産購入・今市散策 | 地酒スイーツや杉並木を楽しむ → 下今市駅から帰路 |
②|見て、触れて、味わう!体験重視の酒蔵&醸造ワークショップコース
🕒 所要時間: 約7〜8時間|🧭 難易度: ★★☆|🍶 試飲数の目安: 3ヵ所+体験酒
歴史・体験・テイスティングを全部欲張りたい方向け。午前は東照宮、午後は旧校舎をリノベした前日光醸造所で“世界に1本だけのマイ日本酒”を仕込み、その足で今市の蔵へ戻ります。
時間帯 | 行程 | 内容 |
---|---|---|
8:00〜9:30 | 日光東照宮 | 朝の澄んだ空気の中で参拝 |
9:30〜10:15 | レンタカー/タクシーで鹿沼 | 山あいの旧粟野地区へ移動 |
10:30〜13:00 | 前日光醸造所・酒造り体験 | 洗米→麹投入→櫂入れ。720 mlのオリジナル酒が後日届く(体験料9,900円)。 |
13:00〜13:45 | 山里ランチ | 体験後に郷土料理(鹿沼そば・こんにゃく田楽など) |
13:45〜14:30 | 車で今市へ戻る | |
14:30〜15:15 | 渡邊佐平商店 | 見学+試飲(純米吟醸・梅酒) |
15:30〜16:15 | 片山酒造 | 原酒試飲&お土産購入 |
16:30〜17:00 | 東武下今市駅→東武日光駅/鬼怒川温泉へ | 宿泊なら温泉と地酒で〆 |
③|鬼怒川温泉で飲み比べ!利き酒ライトプラン
🕒 所要時間: 約4〜5時間|🧭 難易度: ★☆☆|🍶 試飲数の目安: 1ヵ所+利き酒バー
出展:https://tochigijizakekan-noboruyahonten.foodre.jp/
「蔵巡りはハードだけど多彩な銘柄を試したい」方向け。午後に鬼怒川へ移動し、地酒専門店の角打ちで栃木県全蔵をテイスティング。温泉街散策もセットでゆるりと。
時間帯 | 行程 | 内容 |
---|---|---|
12:00〜13:00 | ランチ(東照宮門前/東武日光駅周辺) | 湯波そばなど |
13:00〜13:25 | 日光駅→鬼怒川温泉駅(特急約25分) | |
13:30〜14:15 | 登屋本店 地酒バー | 45 ml×3杯の飲み比べセット(600円〜)。日光誉・柏盛ほか30種常備。 |
14:15〜15:15 | 鬼怒川温泉街散策 | 足湯・ロープウェイなど |
15:30〜16:30 | 栃木地酒処 IKKON or 鬼怒川温泉街のホテルバー |
囲炉裏で県内40蔵一気飲み or 宿バーで夕暮れの利き酒。 |
16:30〜 | 温泉でゆったり/東武線で帰路 |
さいごに
日光東照宮の静謐な空気に身を浸し、門前の蔵で新酒の香に酔い、鬼怒川の湯に憩う──そんな一日の終わりには、家康公が願った「平和」と、蔵人が醸す「和み」が、心地よい余韻となって残ります。
澄んだ伏流水と厳しい寒さが織り上げる日光の地酒は、季節ごとに表情を変え、訪れるたびに新しい味わいとの出会いを約束してくれます。ぜひ次の旅では、東照宮の参拝だけでなく、蔵の白壁をめぐり、グラスを傾けながら“水の恵み”の物語に耳を澄ませてみてください。
そして試飲の後は、安全運転のために公共交通やタクシーを利用し、蔵や地元の人びとへの敬意を忘れずに。あなたの一杯が、日光の文化と自然を未来へ継ぐ力になりますように。