和歌山県の厳選ホテル3選(1回は泊まりたいこだわりの和室旅館)

🕓 2025/4/14
#ホテル

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 目次

    1. ホテル川久
    2. 高野山 別格本山 總持院
    3. ブランシェット南紀白浜


和歌山県について

和歌山県は、日本の近畿地方の南西部に位置し、豊かな自然と深い信仰の歴史が息づく魅力的な地域です。古くから「紀伊の国」として知られ、熊野三山や高野山といった聖地が集まる地であり、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」をはじめとする歴史的文化財が多く残されています。那智の滝や熊野古道では、大自然の美しさとともに古の巡礼者の足跡をたどることができます。

観光面では、白浜の美しい海岸や温泉、太地町のくじら文化、加太や串本の海の幸など、和歌山ならではの自然と文化にあふれたスポットが点在しています。さらに、高野山では1200年の歴史を誇る真言密教の中心地として、今もなお多くの参拝者が訪れています。

そんな和歌山県を訪れる際に、特別な滞在を提供する厳選高級ホテル3選を以下にご紹介します。




 

和歌山県の厳選和室旅館3選

1. 白浜に君臨する海辺の宮殿 「ホテル川久」 

img_art08出典:  ホテル川久 公式HP

 ■「 ホテル川久 」の魅力

南紀白浜の風光明媚な岬に、まるで異国の城のように聳え立つ「ホテル川久」。その圧倒的な存在感は、訪れる者を日常から解き放ち、「豊潤な美しさが広がる白浜リゾート最高峰」へと誘います。 ​

 1. 建築美と芸術の融合:泊まれる美術館

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ヨーロッパの古城を思わせる壮麗な建築様式は、ホテル川久を唯一無二の存在たらしめています。館内は「泊まれる美術館」と称されるほど、至る所に芸術作品が配されています。川崎幽玄氏作の茶室など、建築自体にも美術的価値の高い要素が散りばめられています 。

さらに「川久ミュージアム」を併設し、「他者の気配」作品展示会のような企画展も開催され 、滞在がそのまま文化体験へと昇華します。この芸術と建築への強いこだわりは、単なる豪華さだけでなく、知的な刺激と深い感動を求めるゲスト層に響く、計算された空間演出と言えるでしょう。

 

 2. 全室スイートという究極の贅沢

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ホテル川久の客室は、すべてがスイートルームという徹底した贅沢仕様です 。プレジデンシャル スパ・スイートやメゾネット・ジャグジー、インペリアルラウンジアクセス付きのクラブステージ限定ルームから、モダンジャパニーズスイート、ペットと泊まれるメゾネット、タワースイート、カワキュウスイート、ロイヤルスイート、ファミリースイート、サザンスイートまで、実に多彩なタイプが用意されており 、あらゆる滞在ニーズに応えます。

全室オーシャンビューというロケーションも、この上ない開放感をもたらします。

 

 3. 伝説の「王様のビュッフェ」

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ホテル川久の代名詞ともいえるのが、夕食・朝食で提供される「王様のビュッフェ」です。北海道と地元紀州の厳選された高級食材が一堂に会し 、「豪快で繊細で美しい晩餐会」と表現されるように、ライブキッチンでの実演を交えながら、五感を刺激する食体験が繰り広げられます。

「スプリング2025」のように季節ごとのテーマも設けられ、訪れるたびに新たな美食との出会いが待っています。これは単なる食事ではなく、ホテル滞在のハイライトとなるエンターテイメントであり、その名にふさわしい豊かさと品質へのこだわりが、「王様」の名を冠する所以でしょう。 

 

 4. ロイヤルスパでの癒しの時間

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「ロイヤルスパ」は、ホテル川久が誇る癒しの空間です。2階の「温泉サロン ROYAL SPA」と1階の「温泉サロン ロイヤルスパ 悠久の森」の二つのゾーンで構成されています 。具体的な施術内容などの詳細は限られていますが 、日本三古湯のひとつに数えられる白浜温泉の名湯  を、ホテルならではの洗練された空間で心ゆくまで堪能できることは間違いありません。

 

 5. 特別な体験を彩る限定サービス

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ホテル川久では、プレミアムペア宿泊券の提供  や、ANAプレミアムメンバー・スーパーフライヤーズ会員限定の特別プラン、梅の最高級品種「南高梅」を使ったオリジナル梅酒・梅ジュース作り体験 、希少なシャンパーニュ「パイパー・エドシック」の新作提供  など、滞在をより豊かにする独自のサービスや企画を展開しています。 

 

 ■「 ホテル川久 」へのアクセス情報

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2. 高野山 別格本山 總持院荘 

09出典:總持院荘 公式HP

 ■「 總持院荘 」の魅力

ユネスコ世界遺産にも登録された聖地、高野山。その中心部、総本山金剛峯寺に隣接し、壇上伽藍を目前に望むという絶好のロケーションに、「別格本山 總持院」は静かに佇みます。高い格式を持ちながら、宿坊として参拝者や観光客を温かく迎え入れています。

 1. 千年の歴史と格式:受け継がれる聖地の息吹

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總持院の歴史は古く、平安時代の1145年~1151年に、行恵総持房によって開基されました 。細川家、相良家、伊達家など、歴史に名を刻む諸大名家との縁も深く 、日本各地から先祖供養のために人々が訪れる、由緒ある寺院です。

境内には、仁和寺の小松宮彰仁親王が「登竜の藤」と名付けた、樹齢千年ともいわれる古藤も息づいています。この別格本山としての地位と、幾世紀にもわたる歴史の重みが、他に代えがたい本物の空気感を醸し出し、滞在に深い奥行きを与えています。

 

 2. 五感を満たす、美食としての精進料理

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宿坊での食事といえば精進料理ですが、總持院のそれは一線を画します。旬の野菜をふんだんに用い、出汁の旨味を活かした料理は、見た目も美しく、味わい深いと評判です。

野菜だけとは思えない満足感があり、まるで京懐石のようだと称賛する声も聞かれます 。持ち帰りも可能な特製の胡麻豆腐も人気です。總持院は、厳しい戒律を守りながらも、食の喜びを追求することで、従来の宿坊のイメージを覆し、美食家をも惹きつける新たな価値を提示しています。

 

 3. 静寂を深める、多彩な庭園

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總持院の境内には、訪れる人の心を静める美しい庭園が複数設けられています 。覚法親王御陵を借景とする広大な大庭園をはじめ、池庭、苔庭、石庭など、趣の異なる五つの庭  が、四季折々の表情を見せてくれます。

手入れの行き届いたこれらの庭園は、ただ眺めるだけでなく、散策したり、縁側で静かに過ごしたりする中で、深い安らぎと内省の時間をもたらします 。一部の客室からは庭園を直接望むことができ 、自然と一体となるような感覚を味わえます。

 

 4. 古儀と現代的快適性の調和

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宿坊ならではの体験として、早朝のお勤めへの参加  が可能です。荘厳な雰囲気の中で読経を聞き、法話に耳を傾ける時間は、心を洗い、自身を見つめ直す貴重な機会となるでしょう。写経体験  や仏前結婚式  も行われています。一方で、客室は驚くほど快適です。

清潔に保たれた空間には、エアコン、テレビ、無料Wi-Fiが完備され 、多くの部屋には専用の洗面台とトイレが付いています 。大浴場のアメニティにはフランス製ブランド(Ella Baché) を採用するなど、細部にもこだわりが見られます。 

 

 ■「 總持院荘へのアクセス情報

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3. ブランシェット南紀白浜 

W9A0209-1-1024x683出典:ブランシェット南紀白浜  公式HP

 ■「 ブランシェット南紀白浜 」の魅力

南紀白浜に新しい風を吹き込む「ブランシェット南紀白浜」。ここは、全室が独立したヴィラタイプという、プライベート感を重視したリゾートホテルです。

 1. 全室プライベートスパ付きヴィラ:白浜温泉を独り占め

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敷地内には、白いタイルと三角屋根が印象的な71棟の独立型ヴィラが建ち並びます 。各ヴィラには開放的なテラスと共に、プライベートスパが完備されており、1400年以上の歴史を持つ日本三古湯のひとつ、白浜温泉 を、人目を気にせず24時間いつでも  好きなだけ満喫できます。この完全なプライベート空間と温泉の組み合わせは、現代の旅行者が求める「贅沢な休息」を具現化したものであり、カップルや家族に特に人気を集める理由となっています。

 

 2. 五感を刺激する「ライヴダイニング」

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レストランでは、「ライヴダイニング」 スタイルを採用。シェフが目の前で腕を振るい、料理が出来上がっていく様子をライブ感覚で楽しめます 。ステーキを焼く音、香ばしい香り、色鮮やかな盛り付けなど、五感が刺激される  ことで、食事は単なる味覚の充足を超えたエンターテイメントへと変化します。

夕食時には、地酒を含む約40種類のドリンクが飲み放題  となるのも魅力です。このオープンな調理スタイルは、食材への自信と、食を通じたゲストとのコミュニケーションを重視するホテルの姿勢を象徴しています。

 

 3. 「魚ベルジュ」の哲学:地元の恵みを最大限に

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ホテルの核となる「魚ベルジュ」 コンセプトは、地元の豊かな食材、特に新鮮な魚介類への深いこだわりを示しています。鯛、マグロ、太刀魚、ヒオウギ貝、ガシラなど、白浜ならではの旬の魚介  をはじめ、希少な熊野牛 、契約農家から届く有機野菜  など、厳選された素材を使用。フレンチの技法をベースに、和食やイタリアンのエッセンスを取り入れたフュージョン料理  で、素材本来の味を引き出します。

 

 4. 発見の喜び、小皿スタイルの饗宴

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食事はブッフェ形式  で提供されることが多いですが、特徴的なのは、多くの料理が少量ずつの小皿(こざら) で用意されている点です。これにより、ゲストは様々な種類の料理を少しずつ、好きなだけ味わうことができ、自分だけのオリジナルコースを組み立てる楽しみがあります 。内容が直前まで秘密という「Plan "The Secret"」 も人気を集めています。 ​

 

5. 洗練されたデザインとリラックス空間

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白を基調とした三角屋根のヴィラが整然と並ぶ景観は、清潔感とリゾート感にあふれ、どこを切り取っても絵になる美しさです 。思わず写真を撮りたくなるような「映えスポット」 としても魅力的。デザイン性の高さだけでなく、プライベート感を重視した設計と、ゆったりとした時の流れる雰囲気が、心からのリラックスを約束します。

 

 ■「 ブランシェット南紀白浜 」へのアクセス情報

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