【2025版】山形県のおすすめ観光地 3選|魅力と歴史

🕓 2025/2/14
#観光地

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目次

  1. 羽黒山五重塔|千年の歴史が息づく木造建築
  2. 立石寺 開山堂|山の静寂に包まれた聖地
  3. 銀山温泉|大正ロマン漂う幻想的な温泉街

山形県のいくべき観光地スポット 3選

ー 山形県(やまがた)とは?

山形県は、日本の東北地方に位置し、四季折々の美しい自然と豊かな歴史、文化を持つ地域です。県全体が山々に囲まれ、冬は雪深く、夏は緑豊かな風景が広がります。特に、冬の樹氷で知られる蔵王山や、古くから信仰の対象とされる月山、鳥海山などがあります。

歴史的にも興味深い場所が多く、松尾芭蕉の『奥の細道』にも登場する山寺(立石寺)は、長い石段を登ると壮大な景色が広がる名所として知られています。

農業が盛んで、特にさくらんぼの生産量は日本一を誇ります。そのほかにも、米やぶどう、日本酒などの特産品が豊富で、全国的にも高い評価を受けています。



1. 羽黒山五重塔|千年の歴史が息づく木造建築 

 

 ● 羽黒山五重塔の魅力 

羽黒山五重塔は、山形県鶴岡市の羽黒山参道沿いに位置する、東北地方最古の五重塔であり、国宝に指定されています。 その創建は平安時代、平将門によるものと伝えられ、現在の塔は約600年前に再建されたとされています。 

高さ29メートルの三間五層構造で、屋根は柿葺、外観は素木造りという伝統的な手法で建てられています。 その優美な姿は、四季折々の自然と調和し、訪れる人々を魅了しています。塔の近くには、樹齢1000年を超える巨杉「爺杉」がそびえ立ち、国の天然記念物に指定されています。 

羽黒山五重塔は、歴史的価値と美しい景観から、東北地方を代表する文化財として多くの参拝者や観光客に親しまれています。

 

 ● 羽黒山五重塔の歴史 

DALL?E 2025-02-13 21.31.12 - A historical five-story pagoda standing amidst a lush forest, inspired by the Haguro-san Five-Story Pagoda in Japan. The pagoda is made of wood, featu

羽黒山五重塔は、山形県鶴岡市の羽黒山に位置する国宝であり、その歴史は平安時代中期にまで遡ります。伝承によれば、931年~938年に平将門が創建したとされていますが、現存する塔は室町時代の1372年に、当時の羽黒山別当職であった大宝寺政氏によって再建されたものと伝えられています。 

その後、1608年には、山形藩主の最上義光が修繕を行った記録が残っています。また、江戸時代初期には庄内藩主の酒井忠真が初重の柱16本を全て取り替える修繕を実施したと伝えられています。

明治時代の神仏分離政策により、多くの仏教建築が取り壊されましたが、五重塔はそのまま残され、重要文化財に指定され、1966年には国宝に指定されました。

 

 ● 羽黒山五重塔のアクセス 

  • 住所: 山形県鶴岡市羽黒町手向
  • Google Maps リンク: 羽黒山五重塔の位置
  • 徒歩でのアクセス: 随神門からは徒歩約15分、山頂からは徒歩約30~40分の距離にあります。
  • 公共交通機関: 最寄りの鉄道駅は鶴岡駅で、そこからバスで羽黒山へアクセスできます。また、羽黒山への参道入口までのアクセスには、山形交通のバスを利用することができます

 

 

 


2. 立石寺 開山堂|山の静寂に包まれた聖地 

 

 ● 立石寺 開山堂の魅力 

立石寺、通称「山寺」は、山形県山形市に位置する天台宗の寺院で、その歴史は貞観2年(860年)に慈覚大師円仁によって開かれたことに始まります。この寺院は、険しい山肌に数多くの堂塔が点在し、その中でも「開山堂(かいざんどう)」は特に重要な建物の一つです。

開山堂は、立石寺の開祖である慈覚大師を祀る御堂で、内部には大師の木造尊像が安置されています。また、開山堂の左側には、赤い小さな建物である「納経堂(のうきょうどう)」があり、これは山内で最も古い建物として県の指定文化財となっています。

開山堂の崖下には、自然の洞窟があり、ここには慈覚大師の遺骸が金棺に納められて埋葬されていると伝えられています。自然と調和した美しい建築と、そこから望む絶景によって、多くの参拝者や観光客を魅了しています。

 

 ● 立石寺 開山堂の歴史 

DALL?E 2025-02-13 21.31.14 - A mystical cave beneath a traditional Buddhist temple, inspired by the legend of Kaizando Hall at Risshaku-ji (Yamadera) in Japan. The cave entrance i

立石寺は、山形県山形市に位置する天台宗の寺院で、通称「山寺」として広く知られています。その歴史は古く、貞観2年(860年)に慈覚大師円仁によって開かれました。円仁は平安時代の高僧であり、唐に留学し、仏教の研究を深めたことで知られています。

開山堂の崖下には、自然の洞窟があり、そこには慈覚大師の遺骸が金棺に納められていると伝えられています。また、開山堂では朝夕に食事と香が供えられる儀式が現在も続けられています。これは、慈覚大師の霊に敬意を表するための伝統的な儀式であり、立石寺が長年にわたって大切にしてきた風習のひとつです。

 

 ● 立石寺 開山堂へのアクセス 

  • 住所: 山形県山形市山寺4456−1
  • Google Maps リンク: 立石寺の位置
  • 徒歩でのアクセス: JR仙山線の山寺駅から徒歩7分で立石寺登山口に至ります

 

 

 


3. 銀山温泉|大正ロマン漂う幻想的な温泉街 

 

 ● 銀山温泉の魅力 

銀山温泉は、山形県尾花沢市の山間に位置する温泉地で、その魅力は多岐にわたります。特に、大正から昭和初期にかけて建てられた木造多層建築の旅館が銀山川の両岸に立ち並ぶ景観は、訪れる人々にタイムスリップしたかのような感覚を与えます。

中心を流れる銀山川には多くの橋が架かり、石畳の歩道にはガス灯が灯されています。特に冬季には雪景色と相まって、ノスタルジックな雰囲気が一層際立ちます。

温泉街にはカフェや食べ歩きスポット、お土産屋が充実しており、散策も楽しめます。また、大正時代の貸衣装を着て街並みを歩く体験も提供されており、写真映えするスポットとしても人気です。 その歴史的な街並みと豊かな自然、そして効能豊かな温泉が融合した、訪れる価値の高い温泉地です。

 

 ● 銀山温泉の歴史 

DALL?E 2025-02-13 21.31.18 - A historical depiction of Ginzan Onsen in the 15th century, located in Obanazawa, Yamagata, Japan. The scene features a thriving silver mining town wi

歴史は15世紀にまで遡ります。1456年、金沢の儀賀市郎左衛門がこの地で銀鉱脈を発見し、翌年から西山での採鉱が始まりました。 この発見により、銀山は急速に発展し、最盛期には約16,000軒もの家屋が立ち並びました。

1913年には大洪水により壊滅的な被害を受けましたが、その後の復興により、大正末期から昭和初期にかけて、銀山川の両岸に洋風木造多層の旅館が建てられ、現在の独特な景観が形成されました。 これらの建築物は、大正ロマンを感じさせる趣深いものです。

1968年には、銀山温泉は国民保養温泉地に指定され、その後も多くの人々に親しまれる温泉地として発展を続けています。

 ● 銀山温泉へのアクセス 

  • 住所: 山形県尾花沢市
  • Google Maps リンク: 銀山温泉の位置
  • 交通アクセス: 山形県尾花沢市へのアクセス方法は、最寄り駅やバス停などによって異なります。具体的な交通情報については、地元交通機関のウェブサイトや旅行ガイドを参照してください。

>>銀山温泉の激動の成り立ちについて

 



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