🕓 2025/5/21
#ホテル

目次
兵庫県について
兵庫県は、日本の近畿地方の中央部から瀬戸内海、日本海、さらには淡路島にまで広がる多彩なエリアを擁し、歴史と自然、そして国際色豊かな港町文化が交差する魅力的な地域です。世界遺産・姫路城をはじめ、城下町や古い宿場町が数多く残り、港町・神戸では開港以来の異国情緒と最新トレンドが共存しています。
観光面では、竹田城跡の“天空の城”や、レトロモダンな北野異人館街、城崎温泉の外湯めぐり、淡路島の花畑や鳴門海峡の渦潮など、歴史と自然が織り成すダイナミックなスポットが点在します。
そんな兵庫県を訪れる際に、特別な滞在を提供する厳選高級ホテル3選を以下にご紹介します。
兵庫県の厳選和室旅館3選
1. 西村屋本館
■「 西村屋本館 」の魅力
西村屋本館は、開湯1300年の歴史を誇る城崎温泉の中心に位置し、日本の「おもてなし」文化を体現する宿です。この旅館が持つ165年という長い歴史は、、訪れる者にとって、日本の歴史と伝統の一端に触れる貴重な体験を提供します。それは、時間を超えた物語の中に身を置くような、深い感動を伴う滞在となるでしょう。
1. 文豪たちの足跡:作家と芸術家に愛された隠れ家
城崎温泉、そして西村屋本館は、古くから志賀直哉や与謝野晶子などの文人墨客に愛されてきた保養地です。「文人ゆかりの宿」としても知られており、彼らが味わったであろう静謐な時間や創作意欲をかき立てる雰囲気を、現代の私たちも体験できます。この歴史的背景が旅館に知性と芸術の香りを添えています。文学や歴史に興味のある旅行者にとって、ここは単なる宿泊を超える価値があり、静かで思索的な環境を求める方にぴったりの隠れ家です。
2. 建築の粋:数寄屋造りの美と日本庭園の調和
西村屋本館の客室は丹精込めて手入れされた日本庭園に面しており、随所で“しっとりとした和の様式美”を感じられます。中でも昭和中期に数寄屋建築の巨匠・平田雅哉氏が手掛けた別棟「平田館」は登録有形文化財に指定され、その価値がしっかり認められています。
2024年8月には新客室「牡丹・桜・山吹・松」も誕生し、伝統を守りつつ新しい息吹を取り入れる姿勢が伝わってきます。数寄屋造り特有の洗練された簡素さと自然との調和、茶の湯の美意識が息づく空間で、日本の美意識の深奥に触れる時間をゆったり味わえます。
3. 但馬の恵み:季節を映す匠の味
西村屋本館の食体験は「受け継がれる西村屋の味と心」を基本理念に掲げています。料理には但馬の豊かな自然が育んだ旬の食材が惜しみなく使われ、その季節にしか味わえない恵みをたっぷり楽しめます。とりわけ冬の名物・松葉ガニを使った「かに料理 MATSUBA CRAB」は、地域固有の旬の味覚を追求する姿勢を象徴しています。
温泉や客室と同じくらい食事を大切にする高級旅館だからこそ、栄養補給を超えた文化的な美食体験が得られます。但馬牛や冬ガニなど地の特産を前面に打ち出し、その土地の食文化への深い理解とリスペクトを感じさせてくれます。
4. 城崎の魂:古湯に癒されるひととき
1300年の歴史を誇る“古湯”城崎温泉のお湯にゆっくり浸かれます。館内には趣の異なる三つの内湯があり、塩化物泉ならではのやわらかな湯が旅の疲れをスッと癒してくれます。また「飛鳥の間」「桜の間」など一部客室には専用の露天風呂も備わり、よりプライベートな温泉タイムを堪能できます。
共同浴場での入浴という伝統を守りつつ、客室露天というプライベートニーズにも応えることで、西村屋本館は幅広いゲストを満足させています。
5. 「外湯めぐり」の伝統:浴衣でそぞろ歩く温泉文化
城崎温泉といえば、やっぱり「外湯めぐり」ですよね。西村屋本館でもこの伝統を後押ししていて、宿泊客は浴衣に下駄スタイルで、風情たっぷりの温泉街に点在する六つの外湯を巡れます。「浴衣が似合う温泉地 全国1位」に選ばれた実績が、その魅力を物語っています。
旅館の枠を超えて町全体に溶け込む体験ができるので、没入感はバツグン。なお、2024年4月1日から10歳以上の方のみ宿泊可能というルールも、昔ながらの静かで落ち着いた温泉街の雰囲気を守るための取り組みと言えそうです。
■「 西村屋本館 」へのアクセス情報

- 公式HP: https://www.nishimuraya.ne.jp/honkan/
- アクセス: JR城崎温泉駅からとほ5分
- 住所: 〒669-6101 兵庫県豊岡市城崎町湯島469
- グーグルマップ:https://maps.app.goo.gl/uizqVrGrsvyk3Gky6
2. 有馬温泉 欽山
出典:有馬温泉 欽山 公式HP
■「 有馬温泉 欽山 」の魅力
有馬温泉 欽山は、神話時代にまで遡る伝説を持つ日本三古泉のひとつ、有馬温泉に佇む格式高い“料亭旅館”です。快適さと料理へのこだわりは折り紙付きで、ミシュランガイドでは最上級の快適さを示す「5つ屋根」と、懐石料理の「一つ星」の両方を獲得しています。
1. 有馬の二大名湯:金泉と銀泉の恵み
欽山では、有馬温泉の象徴である二つの泉質――鉄分豊富で赤褐色の「金泉」と、無色透明で自然治癒力を高めるとされる「銀泉」を楽しめます。大浴場では体の芯まで温まる金泉を、一部の新客室「吉兆」や「東館客室」ではプライベート露天で銀泉を満喫。異なる鉱物組成と効能を持つ二種類の湯に浸かれば、有馬の湯治文化を一度に体験できます。
2. 至高の食体験:ミシュラン星付き京風懐石
欽山の真骨頂は、ミシュラン一つ星を誇る京風創作懐石。旬の素材が目にも華やかな多皿コースで登場し、伝統技法とアートのような盛り付けが楽しめます。器選びにもこだわり、味覚と視覚の両方を刺激。京都懐石の洗練と“創作”のエッセンスが融合した一皿一皿は、まるで芸術公演を味わうような体験です。
3. 選ばれし者のための空間:優雅さを湛える館内施設
館内には「完全個室料亭 花海棠」、バー、宴会場、エステサロン、静寂の庭園、売店「花小路」など魅力的な施設がそろいます。プライベートな食事や癒やし、上質なレジャーまでカバーし、敷地内だけで完結するラグジュアリー体験を提供。欽山は“泊まる”を超え、“滞在自体が目的になる”隠れ家リゾートとしてゲストを迎えてくれます。
4. 「おもてなし」の真髄:静寂の空間で受ける洗練されたホスピタリティ
欽山は「侘び・寂び・礼を尽くす茶の湯の心」を大切にした細やかなおもてなしを提供します。無私で直感的なサービスが、有馬の静かな山並みを背景に心からのリラックスを演出。宿泊客一人ひとりが尊重されていると感じられる、調和の取れた滞在が待っています。
■「 有馬温泉 欽山 」へのアクセス情報
- 公式HP: https://www.kinzan.co.jp/
- アクセス: 神戸電鉄 有馬温泉駅から徒歩3分
- 住所: 〒651-1401 兵庫県神戸市北区有馬町1302-4
- グーグルマップ : https://maps.app.goo.gl/Ko5dsfvpNt3sS7tk9
3. ホテル ラ・スイート神戸ハーバーランド
■「 ホテル ラ・スイート神戸ハーバーランド 」の魅力
ホテル ラ・スイート神戸ハーバーランドは、神戸港を一望できるウォーターフロントに建つ、全室スイート仕様のラグジュアリーホテルです。こちらでは「感性の“組曲(suite)”を愉しむホテルステイ」を掲げており、美・香り・音・食・ウェルネスの五感すべてに語りかける体験を大切にしています。
1. 比類なき眺望:全室オーシャンフロントテラス付きスイート
客室はすべて広々としたスイート仕様で、全室にプライベートオーシャンビューテラスが付いています。海面近くのラグジュアリアスフロア(4~6階)から、開放感抜群のエグゼクティブフロア(7~10階)まで、どのフロアでも神戸港の絶景をひとり占め。最上級の「ラ・レーヌ スイート」など名前付きスイートも揃っており、どのお部屋でも海の表情と街の灯りを存分に楽しめるのが魅力です。
2. 食のクオリティ:「ラ・スイート クオリティ」と兵庫五国の恵み
ホテルのダイニングでは「ラ・スイートクオリティ」を合言葉に、摂津・播磨・但馬・丹波・淡路からなる「兵庫五国」の厳選素材を採用しています。シェフが地元食材を極上の一皿へと昇華させ、ソムリエが選ぶワインとのマリアージュも格別。高級レストランからカジュアルメニューまで一貫して妥協のないクオリティを保ち、テロワールを感じる食体験をお届けします。
3. 究極の癒やし:スパ&エステティックと特別なウェルネス体験
館内の直営スパ&エステサロン「ラ・シェール」には、女性専用の直通エレベーターがあり、バスローブのまま移動できる便利さが好評です。「ルミネーショントリートメント」をはじめとする多彩な施術や、ReFa製品など高級美容アイテムの取り扱いも充実。さらに、姉妹施設の健康増進施設「うめきた温泉 蓮」と連携し、心身ともに整うウェルネス体験を提供しています。
4. 女王の隠れ家:王室の系譜を継ぐ豪華スイート
スイートの頂点に立つのは、王や女王の名を冠した最上級スイートルーム。中でも「ラ・レーヌ スイート」は開業10周年を記念し、イタリア王室御用達「ポルトローナ・フラウ」の家具で統一された特別なお部屋です。世界水準のラグジュアリーとデザインへのこだわりが伝わり、まるで王室に招かれたかのような優雅さを堪能できます。
5. 洗練された社交場:特別なイベントと至便なロケーション
ホテルはソムリエ田崎真也氏を招いた「ワイン&トークディナー」やケンゾーエステイトとのコラボなど、ハイレベルなイベントの舞台としても知られています。神戸ハーバーランドという一等地にありながら、ホテル自体はエレガントな隠れ家的雰囲気をキープ。ショッピング施設「umieモザイク」の観覧車やダイニング、エンタメへも歩いてすぐですし、港を一望する宴会場ではプライベートパーティーや会議も可能です。文化と社交のハブとして、洗練されたゲストを惹きつけています。
■「 ホテル ラ・スイート神戸ハーバーランド 」へのアクセス情報
- 公式HP: https://www.l-s.jp/
- アクセス: 神戸市営地下鉄海岸線「みなと元町駅」より(徒歩約4分)
- 住所: 〒650-0042 神戸市中央区波止場町7-2
- グーグルマップ : https://maps.app.goo.gl/ZDgyFDRTA5S9oi7r9