🕓 2025/2/19
#観光地
目次
岩手県のいくべき観光地スポット 3選
ー 岩手県(いわて)とは? ー
岩手県は、日本の本州の東北地方に位置する美しさと魅力に溢れるエリアです。豊かな自然とユニークな歴史が海外観光客に非常に魅力的です。古代から陸奥(むつ)として知られ、岩手県はまた、奥州藤原氏による平泉文化が栄えた東北地方の文化の中心地であり、盛岡藩と南部藩という二つの大名によって独自の文化が育まれました。
最後に、岩手県は「犬の使い魔がいる」という噂があります。実際には犬ではなく、地元の伝説のキャラクターである犬神ですが、どこかユーモラスで楽しげな雰囲気を与えています。
1. 中尊寺|金色堂が輝く世界遺産の名刹
● 中尊寺の魅力
中尊寺は、歴史的・文化的価値が高く、日本の仏教建築や工芸、そして平安時代の浄土思想を理解する上で欠かせない場所です。その荘厳な雰囲気と美しい自然環境は、多くの参拝者や観光客を魅了し続けています。「平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群」としてユネスコの世界遺産に登録されています。
中尊寺の最も著名な建造物は「金色堂」で、内部・外部ともに金箔で覆われた壮麗な阿弥陀堂です。堂内には、藤原清衡、基衡、秀衡の遺体が安置されており、奥州藤原氏の栄華を今に伝えています。
境内には、金色堂の他にも「経蔵」や「白山神社能舞台」などの重要文化財が点在しています。特に「白山神社能舞台」は、現存する最古の能舞台の一つとして知られています。さらに、中尊寺は四季折々の自然美でも知られ、春の桜、夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪景色と、訪れるたびに異なる風景を楽しむことができます。
● 中尊寺の歴史
中尊寺は、岩手県平泉町にある天台宗の寺院で、850年に慈覚大師円仁が創建したと伝えられています。12世紀初頭、奥州藤原氏初代・藤原清衡が戦乱で亡くなった人々を弔い、極楽浄土を再現するために大規模な伽藍を造営しました。
特に有名な金色堂は、1124年に建立され、内部・外部ともに金箔で覆われています。ここには清衡、基衡、秀衡の遺体が安置され、藤原氏の繁栄を今に伝えています。最盛期には40以上の堂塔、300以上の僧坊を擁する大寺院でしたが、1189年に源頼朝の侵攻により多くの建造物が焼失しました。
2011年には「平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群」の一部として世界遺産に登録され、日本仏教史における重要な遺産として国内外から高く評価されています。
● 中尊寺のアクセス
- 住所: 岩手県西磐井郡平泉町平泉字衣関202
- Google Maps リンク: 中尊寺の地図
- 公共交通機関: 新幹線の一ノ関駅前から路線バスで中尊寺バス停まで約25分。平泉駅からバスまたは徒歩で向かうことも可能。中尊寺バス停からは、本堂まで約560mの長い表参道の月見坂を歩く。
● 龍泉洞の魅力
龍泉洞は、岩手県岩泉町に位置する日本三大鍾乳洞の一つで、国の天然記念物に指定されています。洞内には世界有数の透明度を誇る地底湖があり、その神秘的な美しさで訪れる人々を魅了しています。
現在、洞内で確認されている全長は約4,088メートルですが、一般公開されているのはそのうち約700メートルの区間です。この限られた区間でも、鍾乳石が織りなす幻想的な景観や、澄み切った青色の地底湖を間近で観賞することができます。
特に注目すべきは、第一から第三までの地底湖です。第三地底湖は水深98メートルに達し、その透明度と深い青色から「ドラゴンブルー」とも称されています。洞内の気温は年間を通じて約10度と一定で、夏季には涼を求める観光客にとって最適な避暑地となっています。
● 龍泉洞の歴史
龍泉洞は、岩手県岩泉町に位置する日本三大鍾乳洞の一つで、約2億数千万年前に形成されたと考えられています。長年の地下水の浸食によって現在の洞窟が作られ、内部には神秘的な地底湖が広がっています。
1938年に国の天然記念物に指定され、1967年には入口付近で「龍泉新洞」が発見され、縄文時代の遺物が多数出土しました。1968年には調査中の事故により活動が制限されましたが、NHK特集で注目を集め、「名水百選」に選ばれました。
近年では東日本大震災や2016年の台風10号で被害を受けましたが、復旧を経て現在も多くの観光客を魅了し続けています。
● 龍泉洞へのアクセス
- 住所: 〒027-0501 岩手県下閉伊郡岩泉町岩泉神成1番地1
- Google Mapsリンク: https://maps.app.goo.gl/HF3hSXg7hArYzrZ67
- 車でのアクセス: 龍泉洞への交通アクセスは盛岡駅発のバスからのご利用が便利です。 その他、お車、電車、バスなどをご利用される場合には地図より確認いただけます。
3. 盛岡八幡宮|歴史と格式を誇る岩手の総鎮守
● 盛岡八幡宮の魅力
盛岡八幡宮は、岩手県盛岡市に位置する県内随一の大社であり、地域の人々から深い信仰を集めています。その歴史は1062年、源頼義が京都の石清水八幡宮から分霊を受け、戦勝祈願のために創建したことに始まります。現在の社殿は1997年に再建されたもので、朱塗りの大社殿には色鮮やかな彫刻が施され、新たな「盛岡の顔」として堂々たる風格を漂わせています。
境内には12の摂末社があり、商売繁盛や学問成就など、生活に密接した神々が祀られています。また、毎年9月14日から16日にかけて行われる例大祭では、山車行事や流鏑馬などが催され、多くの参拝者で賑わいます。
境内には四季折々の自然が広がり、春の桜、秋の紅葉など、美しい風景を楽しむことができます。 盛岡八幡宮は、地域の伝統行事や文化の中心として現在も多くの参拝者に親しまれています。
● 盛岡八幡宮の歴史
盛岡八幡宮は、岩手県盛岡市にある神社で、地域の総鎮守として知られています。その起源は平安時代後期の1062年に遡り、源頼義が前九年の役で安倍氏討伐の戦勝を祈願し、京都の石清水八幡宮から分霊を勧請したことに始まると伝えられています。 当初は「鳩森八幡宮」と称され、地元豪族の日戸氏が代々崇敬していました。
1593年、南部氏が盛岡城を築城した際、城内鎮守として再建されました。1680年には、第29代南部重信公が青森から氏神である櫛引八幡宮を勧請し、現在地に「新八幡」として祀りました。 その後、明治時代に鳩森八幡宮を新八幡宮に遷座し、1889年には市内の白山神社を合祀しました。
● 盛岡八幡宮へのアクセス
- 住所: 岩手県盛岡市八幡町13-1
- Google Maps リンク: 盛岡八幡宮の地図
- 交通アクセス: JR東日本IGRいわて銀河鉄道盛岡駅東口5番のりばから岩手県交通バスを利用。八幡宮前または山王下で下車し、徒歩5分
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