【2025版】福島県のおすすめ観光地 3選|魅力と歴史

🕓 2025/2/20
#観光地

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目次

  1. 大内宿|江戸風情の茅葺き屋根の宿場町
  2. 鶴ヶ城|戊辰戦争を乗り越えた白亜の名城
  3. 只見線|日本屈指の絶景ローカル線

福島県のいくべき観光地スポット 3選

ー 福島県(ふくしま)とは?

福島県は、日本の東北地方南部に位置する県で、その県庁所在地は福島市です。この地域は、豊かな自然環境と歴史的背景を持ち、様々な文化や伝統が根付いています。

会津若松の歴史的建造物、磐梯山の壮大な自然景観、伝統的な工芸品、地元の美味しい食材などが、訪れる人々を魅了しています。また、伊達政宗ゆかりの地としての側面も持ち合わせており、歴史愛好家にとって興味深い場所となっています。

2011年には東日本大震災による大きな被害を受け、特に原発事故による影響が長期にわたりました。この災害は福島県にとって厳しい試練でしたが、地域コミュニティの絆が強まり、復興へ向けた努力が続いています。



1. 大内宿|江戸風情の茅葺き屋根の宿場町 

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 ● 大内宿の魅力 

大内宿は、福島県南会津郡下郷町に位置する、江戸時代の風情を色濃く残す宿場町です。約400年前、会津と日光を結ぶ会津西街道の宿場町として栄え、現在も30軒以上の茅葺き屋根の民家が立ち並び、当時の面影を伝えています。1981年には、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されました。

春には桜、夏には新緑、秋には紅葉、冬には雪景色と、訪れるたびに異なる表情を見せます。特に冬季には、雪に覆われた茅葺き屋根が幻想的な雰囲気を醸し出し、多くの観光客を魅了しています。また、地元の名物料理「ねぎそば」も大内宿の名物です。長ねぎを箸代わりにして食べる独特のスタイルが特徴です。

大内宿は、歴史的な街並みと自然の美しさ、そして伝統的な文化や食を堪能できる、福島県を代表する観光地の一つです。訪れる人々に、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような特別な体験を提供してくれます。

 

 ● 大内宿の歴史 

DALL?E 2025-02-20 00.00.04 - A historical depiction of Ouchi-juku, a traditional post town from the Edo period in Japan. The image showcases a long, picturesque street lined with

大内宿の歴史は、江戸時代初期に遡ります。江戸幕府が徳川家康の命により、東北と江戸を結ぶ街道の整備を進めた際、会津西街道が整備されました。この街道沿いに設置された宿場町のひとつが大内宿であり、参勤交代の大名や商人、旅人たちの宿泊や休憩のための拠点となりました。

大内宿は、江戸時代を通じて栄え、最盛期には100軒以上の茅葺き屋根の家が軒を連ねていました。宿場の住人たちは、旅人への食事や宿泊の提供だけでなく、農業や馬の世話、荷物の運搬などを行っていました。また、宿場町には「口留番所」と呼ばれる関所のような施設があり、通行手形を確認し、不審者や犯罪者の流入を防ぐ役割を果たしていました。

近代化が進むにつれて、茅葺き屋根の家屋も次々と姿を消し、コンクリート造の建物が増えていきました。大内宿の景観を守るため、地元の住民や行政が保存活動を始め、1981年に「重要伝統的建造物群保存地区」に指定され、国の保護を受けることとなりました。

 

 ● 大内宿のアクセス 

  • 住所:福島県南会津郡下郷町大字大内
  • 交通機関:会津若松駅から車で約1時間
  • Googleマップ大内宿のGoogleマップ

 

 

 


2. 鶴ヶ城|戊辰戦争を乗り越えた白亜の名城 

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 ● 鶴ヶ城の魅力 

鶴ヶ城は、福島県会津若松市の象徴的な城であり、その美しい赤瓦の天守閣と豊かな歴史で知られています。特に、戊辰戦争の際には「難攻不落の名城」として名を馳せ、日本100名城にも選ばれています。 天守閣は高さ36.5メートルを誇り、白壁と赤瓦のコントラストが美しい外観を持ちます。 

公園内には約1,000本のソメイヨシノを中心とした桜が植えられ、「日本さくら名所100選」にも選ばれています。 春には満開の桜と赤瓦の天守閣の組み合わせが絶景を生み、夜間のライトアップも行われ、幻想的な雰囲気を楽しめます。

鶴ヶ城城址公園は約69,000坪の広大な敷地を持ち、本丸を中心に天守閣や茶室などが再現されています。 特に、千利休の子である少庵ゆかりの茶室「麟閣」は、歴史的価値が高く、訪れる人々に日本の茶文化を伝えています。

 

 ● 鶴ヶ城の歴史 

DALL?E 2025-02-20 00.00.06 - A historical depiction of Tsuruga Castle (Aizu-Wakamatsu Castle) with its iconic red-tiled roof, set during the Boshin War in the late Edo period. The

歴史は約630年前に遡ります。1384年、葦名直盛が東黒川館として築いたのが始まりで、当時は「黒川城」と呼ばれていました。 その後、1589年に伊達政宗がこの地を支配しましたが、翌年には豊臣秀吉の命により蒲生氏郷が入城しました。氏郷は城を七層の天守に改築し、城名を「鶴ヶ城」と改め、城下町の整備にも尽力しました。 

江戸時代には、地震による被害を受けた天守が五層に再建され、現在の姿の基礎となりました。幕末の戊辰戦争では、新政府軍の攻撃に対し約1ヶ月間の籠城戦を耐え抜き、「難攻不落の名城」として知られるようになりました。

しかし、明治7年(1874年)に政府の命令で天守は取り壊され、その後長らく石垣のみが残る状態が続きました。現在の天守は、1965年に市民の寄付などにより再建されたものです。

 

 ● 鶴ヶ城へのアクセス 

  • 住所:福島県会津若松市追手町1-1
  • 交通機関:会津若松駅から徒歩約20分またはバス利用
  • Googleマップ:鶴ヶ城のGoogleマップ

 

 

 


3. 只見線|日本屈指の絶景ローカル線 

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 ● 只見線の魅力 

只見線は、福島県会津若松駅から新潟県小出駅までの約135.2kmを結ぶローカル線で、四季折々の美しい風景が楽しめる路線として知られています。 特に、只見川に架かる第一只見川橋梁は、川面に風景が映り込む「水鏡」や、川霧が橋梁を包む幻想的な景観が見られる絶景スポットとして有名です。

春の新緑、夏の深緑、秋の紅葉、冬の雪景色と、季節ごとに異なる風景を楽しむことができます。特に紅葉の時期には、多くの観光客や写真愛好家が訪れ、臨時列車が運行されることもあります。 

道の駅尾瀬街道みしま宿から遊歩道を約15分登ると、第一只見川橋梁を見渡せる絶景スポットがあり、国内外から多くの人々が訪れています。

 

 ● 只見線の歴史 

DALL?E 2025-02-20 00.00.56 - A historical depiction of the Tadami Line railway in Japan, showing its gradual expansion over time. The scene captures the development from its initi

歴史は1926年、会津線として会津若松駅から会津坂下駅間(21.6km)が開業したことに始まります。その後、新潟県側の小出駅から大白川駅間(26.0km)が只見線として開業しました。この時点では、福島県側と新潟県側で別々の路線として存在していました。

1963年、電源開発株式会社が田子倉ダム建設のために使用していた専用鉄道を譲渡し、会津川口駅から只見駅間(27.6km)が延伸開業されました。そして、1971年
、只見駅から大白川駅間(20.8km)が開業し、福島県側と新潟県側が一本の路線として繋がり、現在の只見線が全通しました。

しかし、2011年、新潟・福島豪雨災害により、会津川口駅から只見駅間が被災し、不通となりました。この区間は長らく復旧されず、代行バスによる輸送が続いていましたが、地元自治体や住民の強い要望と努力により、全線での運行が再開されました。

 

 ● 只見線へのアクセス 

JR只見線は、福島県会津若松駅と新潟県小出駅を結ぶ全長135.2kmの路線で、沿線地域は国内有数の豪雪地帯として知られています。特に、只見線に並行する国道252号は、福島・新潟県境の六十里越区間が冬季期間中通行止めとなるため、只見線は冬季の重要な交通手段となっています。

  • 東京から会津若松まで:

    • 列車利用の場合: 東京駅から東北新幹線で郡山駅へ(約80分)、郡山駅から磐越西線に乗り換え会津若松駅まで(約80分)。
    • 車利用の場合: 川口JCTから東北自動車道を経由し郡山JCTへ、磐越自動車道を通り会津若松ICまで、その後国道49号と118号を経由し会津若松市内へ。
    • 注意点:国道252号の冬季通行止め: 例年、国道252号の六十里越区間は12月上旬から翌年春まで冬季通行止めとなります。

 

 



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