北海道の厳選グルメ 3選(これだけは食べたい名物/郷土料理など)

🕓 2023/3/10
#グルメ

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北海道のグルメについて

北海道のグルメは、四季折々の海の幸や山の幸を生かした豊富な料理が特徴です。例えば、冬には寒さを和らげる石狩鍋や、サロマ湖産のウニを使った海鮮丼が有名。また、札幌発祥のスープカレーや、新鮮な牛乳を使った濃厚なソフトクリームも人気。地元の食材にこだわったジンギスカンは、訪れる人々に北海道の大自然を感じさせます。これらのグルメは、北海道の豊かな食文化を象徴しており、多くの観光客に愛され続けています。



北海道の厳選グルメ 3選

1. 札幌ラーメン

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● 札幌ラーメンの魅力

札幌ラーメンの魅力の一つは、その豊富なバリエーションにあります。麺は西山製麺所開発の「多加水熟成麺」の「ちぢれ麺」が使用されることが多く、この麺の使用は北海道全域に広がりました。スープには、ラードなどを浮かべて札幌の寒い気候に合わせた工夫がされており、豚骨をベースにしたスープが一般的です。具材には、チャーシュー、メンマ、ネギの他、タマネギ、キャベツ、モヤシなどの炒めた野菜が加えられます。これらの工夫により、味わい深い札幌ラーメンが完成しています​​​​。

● 札幌ラーメンの歴史

札幌ラーメンの歴史は、手打ち麺と塩味のスープを使った「手ぶみ式」ラーメンから始まります。第二次世界大戦後の物資統制により、これらの店舗は一時期姿を消しましたが、戦後の1946年に満州からの引き揚げ者たちが屋台で豚骨スープのラーメンを提供し始め、これが現在の札幌ラーメンの源流となりました。この時期に開業した「龍鳳」と「だるま軒」が人気店となり、特に「龍鳳」はその後の札幌ラーメンの発展に大きな影響を与えました。

1951年には「公楽ラーメン名店街」が誕生し、札幌ラーメン横丁の始まりとされています。初期の札幌ラーメンは醤油味が主流でしたが、1955年には「味の三平」で味噌ラーメンが開発され、全国にその名が広まりました。これをきっかけに、味噌ラーメンが札幌ラーメンの代名詞となり、札幌ラーメンは全国区の人気を博すようになりました。

● 味噌ラーメンを食べるならココ!!

  • 店名:すみれ
  • 魅力:
    スープを覆うラードの膜が特徴的で、スープの熱々さを保ちつつコクを加える。札幌ラーメン界の一大勢力「純すみ系」の中心的存在。この店は、札幌ラーメン界の一大勢力である「純すみ系」のラーメン店の中心的存在で、特にスープに浮かぶラードの膜が特徴的です。このラードの膜は、スープの熱々さを保ちつつコクを加える役割を果たしています。
    極寒の札幌で生まれたこのアイデアは、札幌ラーメンならではの工夫と言えるでしょう。札幌には「純連」と「すみれ」が別経営で存在し、それぞれの店で独自の味を楽しむことができます​​。
  • 住所:北海道札幌市豊平区中の島2条4丁目7-28(複数店舗あり)
  • アクセス:地下鉄南北線 中の島より徒歩10分  中の島駅から580m
  • Googleマップ:https://maps.app.goo.gl/FbRNy3A4rEaHJSfz7

 

 

 

2. 石狩鍋

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● 石狩鍋の魅力

石狩鍋は北海道の豊富な海の恵み、特に新鮮な鮭をふんだんに使用した鍋料理です。味噌ベースのスープで鮭と旬の野菜を煮込むことにより、深い味わいと豊かな旨味を楽しむことができます。この鍋は、鮭のアラや白子、筋子を加えることでさらに豪華になり、地元の食材を最大限に生かした料理として親しまれています​​。​​​​

石狩鍋歴史

石狩鍋の歴史は、北海道石狩地方にその起源を持ちます。この地域は、鮭が産卵のために遡上する石狩川の河口近くに位置しており、石狩鍋はそこから名付けられました。石狩鍋は、明治13年(1880年)頃に創業した石狩市の割烹「金大亭」によって世に送り出されたとされています。当初は地元の漁師たちが賄い料理として、鮭のぶつ切りやアラ、野菜を味噌汁に入れて食べていたものが基になっています。金大亭では、西洋野菜の使用や、鍋にコクを出し鮭の生臭さを抑える山椒の使用など、独自のアイデアが加わりました​​。

農林水産省の主催で選定された「農山漁村の郷土料理百選」においても、ジンギスカンやちゃんちゃん焼きと共に北海道を代表する郷土料理として選出されています​​。

石狩鍋を更に広めるため、「あき味の会」という団体が結成され、9月15日が「石狩鍋記念日」として定められました。この日は、石狩で鮭が捕れる時季にちなんでおり、「食いごろ」「食いに行こう」という語呂合わせから選ばれました​​。

石狩鍋を食べるならココ!!

  • 店名:金大亭(きんだいてい)
  • 魅力:
    石狩鍋を最初に提供したとも言われる歴史ある料亭。長い歴史を感じさせる外観と、石狩の長い歴史を感じられる店内展示が特徴。
    完全予約制の石狩鍋発祥の店で、外国人でも食べやすいメニューを本商品限定で提供します。
  • 住所: 北海道石狩市新町1
  • アクセス:札幌ターミナル(テレビ塔の近く)から北海道中央バス石狩線 石狩バス停下車 徒歩2分
  • Googleマップ: https://maps.app.goo.gl/WuS2VrL7yRtjRoZ26

 

 

 

3. ジンギスカン

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● ジンギスカンの魅力

ジンギスカンは、羊肉を使用した日本の焼肉料理で、特に北海道の名物として知られています。この料理は、マトンやラムなどの羊肉と野菜を特製の鍋で焼いて楽しむもので、肉から出る肉汁を用いて野菜を調理しながら食す点が特徴です。

ジンギスカンは専用のドーム状の鍋で調理されます。この鍋の形状は、肉を中央で焼き、外周で野菜を調理することで、肉汁が野菜に流れ込み、美味しくなるという工夫が施されています。羊肉特有のジューシーさとタレの深い味わいにあります。北海道産の羊肉はクセが少なく、リンゴや玉ねぎの甘みが加わったタレでさらに美味しくなります。

● ジンギスカンの歴史

ジンギスカンがモンゴル帝国のチンギス・ハンによって考案されたという俗説もありますが、日本におけるジンギスカン料理の起源は中国大陸にあり、日本陸軍の満州進出時に烤羊肉から着想を得たとされます。具体的には、満州(現在の中国)へ進出していた日本人が現地の羊肉料理を見てこの料理を日本に持ち帰り、アレンジを加えて日本人向けに再構築したと考えられています​​​​。

日本では、明治時代から北海道で羊の飼育が行われていました。1918年には羊毛自給を目指す「緬羊百万頭計画」が立案され、羊肉の消費を増やすことで農家の収入を増加させる試みが行われました。その結果、羊肉料理の開発が進み、ジンギスカンが生まれました。具体的には、昭和初期に北海道の種羊場で羊肉が容易に入手できるようになり、昭和11年に札幌にジンギスカン専門店「横綱」が誕生しました。その後も、ジンギスカンは北海道内で広まっていきました​​。

● ジンギスカンを食べるならココ!!

  • 住所: 札幌成吉思汗 しろくま 札幌本店
  • 魅力:
    一度も冷凍されていない新鮮な羊肉を提供するジンギスカン料理の専門店です。店内はカウンターのみのカジュアルな雰囲気で、気軽に本格的な味を楽しめます。
    ラムレバ刺しやハツ刺しなど、なかなかお目にかかれない珍しい料理も楽しめることがこの店の大きな魅力の一つです。
  • 住所: 北海道札幌市中央区南6条西3 ジョイフル札幌 1F
  • アクセス方法: 地下鉄南北線 すすきの駅 徒歩3分 地下鉄東豊線 豊水すすきの駅 徒歩1分 豊水すすきの駅から159m
  • グーグルマップ: https://maps.app.goo.gl/QHrXbHNZVfQ3fJYY6