宮崎県の厳選した歴史的観光地

🕓 2023/1/28
#観光地

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宮崎県とは

宮崎県は、その穏やかな気候、豊かな自然景観、深い歴史と文化的背景、そして独特の食文化で知られています。農業が盛んであり、特に果物の生産では全国的にも有名です。

高千穂峡や青島、鵜戸神宮など、神々の伝説が息づくこれらの地は、訪れる人々に古の時代へと思いを馳せさせます。これらの場所は、日本の起源に関する物語や、神々の活躍を伝える神話の舞台となっており、日本人の精神性や文化の根底に影響を与えています。

食文化は、地域の豊かな自然資源を活かしたものが多いです。宮崎牛は、その柔らかさと風味で高い評価を受けており、宮崎地鶏の炭火焼きや、地元で愛される冷汁など、地元の食材を使った料理が豊富です。また、マンゴーをはじめとする果物の生産では、高品質で知られ、特に「太陽のタマゴ」と呼ばれるマンゴーは、その甘さとジューシーさで人気があります。

観光地は、その自然の美しさと歴史的な意義で知られています。高千穂峡は、その壮大な自然景観で知られ、訪れる人々に深い感銘を与えます。青島や日南海岸のような海辺の観光地は、美しいビーチやサーフィンスポットとして人気があります。また、鵜戸神宮のような歴史的な神社は、神話の時代からの物語を伝える場所として人気の観光地です。

 



宮崎県の厳選観光地 3選

1. 天安河原

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● 天安河原の魅力

天安河原は、その美しい自然景観と深い歴史的背景で知られています。この場所は、宮崎県高千穂町にあり、日本神話における天照大神の物語と密接に関連しています。訪れる人々は、天岩戸伝説の核心地であることの他に、穏やかな川の流れや緑豊かな自然に囲まれた静謐な雰囲気を楽しむことができます。

独特の文化習慣である石積みは、訪問者に願いを込めて自らの石を積む体験を提供し、神秘感と参加感を与えます。この土地が持つ霊的な雰囲気は、神聖なる場所への訪問というよりは、歴史的な旅への参加のような感覚を与え、訪れる全ての人に強い印象を残します。

● 天安河原の歴史

天安河原の歴史は、日本の創世記にまで遡ります。太陽を司る最高神、天照大神が弟の素戔嗚尊の乱行によって天岩戸に隠れ、世界が暗闇に包まれたという伝説は、日本神話の中でも特に有名です。この地は、その後神々が天照大神を岩戸から引き出し、再び世界に光を取り戻すための計画を練ったとされる場所であり、日本文化における信仰と神話の根幹をなす重要な場所です。

天岩戸神社と共に、天安河原は神話を物理的に感じられる数少ない場所の一つであり、古代から現代に至るまで、多くの参拝者にとって特別な意味を持つ場所となっています。

天安河原へのアクセス

  • 住所: 宮崎県西臼杵郡高千穂町岩戸
  • 最寄駅: 高千穂駅が最寄りの鉄道駅です。駅から天岩戸神社までは、バスまたはタクシーでのアクセスが可能です。高千穂駅から天岩戸神社前バス停までは高千穂巡回バスが運行しており、そこから徒歩約10分で天安河原に到着します。
  • 公式HP: 天安河原公式ウェブサイト​。
  • Google Mapsリンク: https://maps.app.goo.gl/vPvGuxZDVPTCuuUn7

 

 

 

2. 鵜戸神宮

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● 鵜戸神宮の魅力

鵜戸神宮は、宮崎県日南海岸の絶景地に位置する、太平洋に突き出した鵜戸崎岬の洞窟内に鎮座する色鮮やかな朱塗りの御本殿が特徴的な神社です。この神社は、奇岩や怪礁に囲まれ、太平洋の荒波が打ち寄せる美しい景勝地としても知られています。

特に有名なのは、男性は左手、女性は右手で願いを込めて運玉を投げ、亀石と呼ばれる岩の枡形に入れば願いが叶うという風習です。毎年3月には、「シャンシャン馬道中唄全国大会」が開催されるなど、独特の文化と伝統が息づいています。​​​​

● 鵜戸神宮の歴史

鵜戸神宮の歴史は、平安時代に遡り、修験道の一大道場として、「西の高野」と称されるほどの両部神道の霊地として栄えました。この神社は、中世以降、伊東氏によって深く崇敬され、特に1560年に伊東義祐により社殿が再興され、その後も複数回にわたり、伊東家によって修復や再建が行われました。明治元年(1868年)の神仏判然令により、仁王護国寺との別当寺院関係が解消され、官幣小社に列し、その後、官幣大社に昇格しました。

明治時代の神仏分離により、宗教施設の再編が行われた際、鵜戸神宮は重要な位置を占めました。また、1965年にはNHKの朝の連続テレビ小説『たまゆら』の舞台に宮崎が選ばれ、鵜戸神宮が紹介されたことで、新婚旅行の定番地としての地位を確立しました。さらに、1970年には文政年間に建てられた茅葺の社務所が火災で焼失するという不幸に見舞われましたが、1997年に屋根の葺き替えと漆の塗り替えを施し、現在に至る社殿が完成しました。

● 鵜戸神宮へのアクセス

 

 

 

3. 高千穂峡

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● 高千穂峡の魅力

高千穂峡は、その雄大な自然美と神秘的な雰囲気で知られています。太古の昔、阿蘇山の火山活動によって噴出した火砕流が冷え固まり、長い年月をかけて侵食されたことで形成された峡谷は、約7kmに渡り、高さは場所によって80mから100mにも及びます。この地は、その壮大な景観で訪れる人々を圧倒します。

特に、「真名井の滝」は約17mの高さから水面に落ちる様子が美しく、高千穂峡の象徴的な存在です。また、峡谷を貸しボートで巡る体験は、エメラルドグリーンの水面と断崖絶壁が作り出す幻想的な空間を間近で感じることができ、訪問者にとって忘れがたい体験となります。高千穂峡の遊歩道では、季節によって新緑や紅葉の美しい風景を楽しむことができ、自然の中での散策に最適です。

● 高千穂峡の歴史

高千穂峡の形成は数百万年前に遡ります。その後、歴史の中で人々はこの地に多くの神話を紡ぎ、神聖な場所として崇拝してきました。日本神話における天孫降臨の地とされる高千穂は、峡谷や真名井の滝をはじめとする自然景観が、神々の住む世界と人間界が交差する場所として受け止められています。

2022年の台風14号によって一部が通行止めとなりましたが、2024年3月1日に全面開放され、その美しい景観を多くの人々が再び訪れることができるようになりました。また、近隣の「千穂の家」で体験できるそうめん流しや、周辺に点在する神社など、高千穂峡は自然の美しさだけでなく、地域の文化や歴史を今に伝える貴重な場所でもあります​​。

高千穂峡は、国の名勝および天然記念物に指定されており、日本を代表する景勝地の一つとして、年間を通じて多くの観光客が訪れます。

● 高千穂峡へのアクセス

  • 住所: 宮崎県西臼杵郡高千穂町三田井御塩井
  • 電話番号: 0982-73-1213(高千穂町観光協会)
  • 料金: 無料
  • アクセス方法: 宮崎空港・JR宮崎駅から車で約2時間15分、熊本空港から車で約1時間25分、高千穂バスセンターから車で約8分、JR延岡駅から宮崎交通バス「高千穂バスセンター」行きで約1時間30分、九州中央自動車道 日之影深角ICから車で約13分
  • 駐車場: あり
  • 公式サイト: 高千穂町観光協会公式サイト
  • グーグルマップ: https://maps.app.goo.gl/hRyXyV88UgTVJowW8