🕓 2024/8/4
#東京の駅
お台場の歴史や概要を詳しく解説
目次
- お台場の概要
- お台場の歴史
- お台場のおすすめスポット
はじめに
お台場は、東京都港区に位置する東京湾岸の埋立地で、未来的な都市景観と豊富なエンターテイメント施設が集まるエリアです。この地区は、1990年代に都市開発が進められ、現在ではショッピングモール、テーマパーク、ビーチなどが揃い、観光客や地元の人々に人気のスポットとなっています。以下では、お台場の概要、歴史、おすすめスポットについて詳しく紹介します。
1. お台場の概要
お台場は、東京都港区に位置する東京湾岸の埋立地で、未来的な都市景観と豊富なエンターテイメント施設が集まるエリアです。この地区は、1990年代に都市開発が進められ、現在ではショッピングモール、テーマパーク、ビーチなどが揃い、観光客や地元の人々に人気のスポットとなっています。
お台場の名前は、江戸時代に築かれた台場(砲台)に由来します。1853年の黒船来航に備えて、江戸幕府が東京湾の防衛のために造った砲台が「台場」と呼ばれ、この歴史的背景から現在の「お台場」という地名が生まれました。
お台場の代表的な観光スポットには、レインボーブリッジやフジテレビ本社ビルがあります。レインボーブリッジは、お台場を象徴するランドマークで、夜には美しいライトアップが楽しめます。また、フジテレビ本社ビルは、その特徴的なメタリックの巨大球体が観光名所となっており、展望台「はちたま」からは東京の絶景を楽しむことができます。
さらに、アクアシティお台場やダイバーシティ東京 プラザといった大型商業施設も人気です。アクアシティお台場は、多くの店舗やレストランが集まるショッピングモールで、さまざまな買い物や食事を楽しむことができます。ダイバーシティ東京 プラザには、実物大のユニコーンガンダム立像があり、ガンダムカフェやグッズショップも併設されています。
お台場海浜公園は、人工ビーチが広がる公園で、レインボーブリッジや自由の女神像(レプリカ)などの景観が楽しめるスポットです。ビーチでは、リラクゼーションやアウトドアアクティビティを楽しむことができます。また、日本科学未来館では、未来的な科学技術を学ぶことができ、子供から大人まで楽しめるインタラクティブな展示が特徴です。
このように、お台場は多彩な楽しみ方ができるスポットが集まっており、家族連れやカップル、観光客にとって一日中楽しめるエリアです。
2. お台場の歴史
お台場の歴史は、江戸時代に始まります。1853年、アメリカのペリー艦隊が日本に来航したことをきっかけに、徳川幕府は東京湾の防衛強化を目的として台場(砲台)を築造することを決定しました。台場は大砲を設置するために海を埋め立て、周囲を石垣で囲った人工の島です。最終的に、第一台場から第六台場までの6基が完成しました。
・江戸時代(1853年 - 1868年)
1853年、ペリー来航の脅威を受けた徳川幕府は江戸湾防衛のために砲台を築くことを決定しました。指導にあたったのは江川英龍で、彼はオランダの兵学者エンゲルベルツの築城書を参考に、品川台場を設計しました。建設は短期間で進められ、5,000人の労働者が動員されました。
これらの台場は、幕府の防衛計画の一環として重要な役割を担う予定でしたが、実際には一度も実戦で使用されることはありませんでした。後に台場は造船所や灯台として利用されることとなり、江戸時代の終わりとともにその軍事的役割を終えました。
・明治時代(1868年 - 1912年)
明治維新後、台場の一部は海軍省の管轄下に入り、1875年に陸軍省に移管されました。その後、第三台場と第六台場が大正時代に東京市に払い下げられ、史跡として保存されることとなりました。これらの台場は現在も「台場公園」として一般公開され、当時の石垣や弾薬庫などの遺構を見ることができます。一方、他の台場は東京港の拡張や都市開発のために埋め立てられたり撤去されたりしました。第四台場の跡は現在の天王洲アイルに一部残っており、当時の名残を感じさせるものとなっています。
・昭和時代(1926年 - 1989年)
昭和時代には、お台場周辺の地域が大きく変貌しました。1947年には芝区、麻布区、赤坂区が合併して港区が成立し、台場地区は東京都港区芝品海砲台となりました。1955年には、旧第四台場の土地が港区から品川区に割譲され、1957年には唯一陸上に造られた御殿山下台場が撤去され、その跡地に品川区立台場小学校が開校しました。1960年代には、東京港の開港に伴い船舶が増加したため、第二台場や第五台場が撤去され、現存する第三台場と第六台場以外のすべての台場が消滅しました。
・平成時代(1989年 - 2019年)
1990年代に入ると、お台場は大規模な再開発が行われました。臨海副都心として整備され、テレビ局の社屋移転やレインボーブリッジの建設、大型商業施設やテーマパークの開業などが次々に進められました。1995年には「ゆりかもめ」が開業し、アクセスの利便性が向上しました。フジテレビが1997年に移転し、その後も「アクアシティお台場」「ダイバーシティ東京」などの商業施設がオープンし、お台場は観光スポットとしての地位を確立しました。
3. お台場のおすすめスポット
お台場は、東京湾岸に位置する未来的な都市景観と多彩なエンターテイメント施設が魅力のエリアです。ここでは、お台場で必見のおすすめスポットを紹介します。
■ フジテレビ本社ビル
フジテレビ本社ビルは、お台場のランドマークとして知られる未来的な建築物です。このビルは、1997年に著名な建築家丹下健三によって設計されました。特に目を引くのは、25階に位置する直径32メートルの球体展望室「はちたま」です。この展望室からは、東京湾やお台場エリアを270度のパノラマビューで楽しむことができ、夜景が特に美しいと評判です。
ビル内には、様々な見学エリアがあります。例えば、5階の「フジテレビワンダーストリート」では、人気番組のセットや小道具が展示されており、フォトスポットとしても人気です。また、7階には「フジさんテラス」と呼ばれるショップエリアがあり、ここではアニメやドラマ関連のグッズが購入できます。
■ アクアシティお台場とダイバーシティ東京 プラザ
お台場には、多くのショッピングやエンターテイメント施設が集まるエリアとして、「アクアシティお台場」と「ダイバーシティ東京 プラザ」が特に人気です。
アクアシティお台場は、さまざまなショップやレストランが揃う大型商業施設で、映画館や屋上デッキからの素晴らしい眺望を楽しむことができます。訪れる人々は、一日中ショッピングやグルメを満喫することができます。特に、お台場のビーチやレインボーブリッジを見渡すことができる屋上デッキは、多くの観光客にとって魅力的なスポットとなっています (好運日本行)。
一方、ダイバーシティ東京 プラザは、実物大のユニコーンガンダム立像が目を引くショッピングモールです。この施設には、ガンダムカフェやグッズショップがあり、ガンダムファンにはたまらないスポットです。また、多くのブランドショップやレストランが揃っており、ショッピングや食事を楽しむのにも最適な場所です。
■ レインボーブリッジとお台場海浜公園
レインボーブリッジは、お台場の象徴ともいえる存在で、昼夜を問わず美しい景観を楽しむことができます。夜にはライトアップされ、幻想的な光景が広がり、特に東京の夜景と相まって、観光客に人気のスポットです。この橋は徒歩やサイクリングでも渡ることができ、都心の眺めを楽しむことができるため、散歩やレクリエーションの場としても親しまれています。
お台場海浜公園は、人工ビーチが広がるリラックススポットで、家族連れやカップルに人気です。ビーチバレーやバーベキューを楽しむことができ、レインボーブリッジや自由の女神像(レプリカ)など、写真映えする景観も多くの人々を魅了しています。また、砂浜に座ってゆっくりと過ごすこともでき、都会の喧騒を忘れてリラックスできる場所です。
■ 東京ジョイポリス
出展:東京ショイポリス 公式HP
東京ジョイポリスは、デックス東京ビーチ内に位置する国内最大級の屋内型テーマパークです。このテーマパークは最新のVR技術を駆使したアトラクションが豊富で、デジタルとリアルが融合したエンターテインメントを提供しています。特に人気のあるアトラクションには、スリリングなジェットコースターやシューティングゲームがあります。
■ イマーシブ・フォート東京
出展:イマーシブ・フォート東京 公式HP
イマーシブ・フォート東京は、2024年3月1日に東京・お台場にオープンした世界初の完全没入型テーマパークです。この施設は、元々「ヴィーナスフォート」という1999年から2022年まで営業していたヨーロッパ風のショッピングモールがあった場所に建設されました。
このテーマパークの設計には、最新の技術と創造力が駆使されており、各アトラクションでは参加者が物語の展開に直接影響を与えることができます。特に注目されているのは「ザ・シャーロック -ベイカー街連続殺人事件-」などのアトラクションで、これらは19世紀のロンドンの街並みやキャラクターを再現し、参加者をまるでタイムスリップしたかのような感覚にさせます。
■ マダム・タッソー東京
マダム・タッソー東京は、世界的に有名な蝋人形館で、お台場のデックス東京ビーチ内に位置しています。この施設では、ハリウッドスターやスポーツ選手、日本の有名人など、70体以上のリアルな等身大フィギュアが展示されています。展示フィギュアにはロープや囲いがなく、訪れる人々は自由に近づいて写真を撮ったり触れたりすることができます。
マダム・タッソーの歴史は18世紀後半に遡り、フランス革命時代に活躍した蝋人形作家、マリー・タッソーに由来します。彼女の作品はその後、ロンドンを始めとする世界各地に広がり、現在では20近いマダム・タッソー館が存在します。東京のマダム・タッソーもその一つで、2013年にオープンしました。
さいごに
最後に、お台場はその未来的な都市景観と多彩なエンターテイメント施設で、訪れる人々にさまざまな楽しみを提供するエリアです。歴史的な背景を持ちながらも、現代の都市開発が進んだこの場所は、家族連れやカップル、観光客にとって一日中楽しめる魅力的なスポットとなっています。お台場で過ごす時間は、思い出に残る特別な体験となることでしょう。ぜひ、次回の東京観光にはお台場を訪れて、その魅力を存分に味わってください。