🕓 2024/2/11
#観光地
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目次
北海道のいくべき観光地スポット 3選
ー 北海道(ほっかいどう)とは? ー
北海道(ほっかいどう)は、日本の最北端に位置する広大な地域で、総面積は約83,423平方キロメートルと、日本の国土の約20%を占めています。 その広大な大地には、手つかずの自然が広がり、四季折々の美しい風景が訪れる人々を魅了します。
豊かな自然環境だけでなく、新鮮な海産物や農産物など、食の宝庫としても知られています。また、各地に点在する温泉地では、多彩な泉質を楽しむことができ、訪れる人々に癒しの時間を提供しています。
さらに、北海道は四季ごとに異なる魅力を持ち、春の桜、夏のラベンダー畑、秋の紅葉、冬の雪景色など、季節ごとの美しさが訪れるたびに新たな感動を与えてくれます。
1. 壮大な自然が息づく大地|世界遺産・知床半島
● 知床半島の魅力
知床半島は、北海道の最北東端に位置する細長い半島で、長さ約70km、基部の幅は約25kmです。 2005年7月、ユネスコの世界自然遺産に登録され、その手つかずの自然と豊かな生態系が高く評価されています。 半島の中央には、羅臼岳(標高1,661m)をはじめとする火山群が連なり、壮大な知床連山を形成しています。
知床は、世界でも最も低緯度で海水が結氷する地域の一つであり、冬季には流氷が海を覆います。 この流氷がもたらす豊富な栄養塩は、プランクトンの増殖を促し、それを基盤とした豊かな食物連鎖が形成されています。その結果、ヒグマやエゾシカ、オオワシ、アザラシなど、多様な野生動物がこの地に生息しています。
また、知床五湖やカムイワッカ湯の滝など、神秘的な自然景観も多く存在し、訪れる人々に四季折々の美しい風景を提供しています。 知床半島は、まさに壮大な自然が息づく奇跡の大地と言えるでしょう。
● 知床半島の歴史
知床半島の歴史は、数千年前の先史時代にまで遡ります。10世紀頃にはオホーツク文化の影響を受け、やがてアイヌの人々がこの地に定住し、自然と共生する独自の文化を築きました。
しかし、厳しい自然環境のため農業開拓は難航し、次第に自然保護の重要性が高まります。1964年に知床国立公園に指定され、1977年には「しれとこ100平方メートル運動」が始まり、乱開発から自然を守る取り組みが進められました。
その結果、2005年にユネスコの世界自然遺産に登録されました。登録の決め手となったのは、流氷が育む豊かな海洋生態系と原始のままの森林が共存する独特の環境、そして希少な野生動物の生息地であることです。
● 知床半島のアクセス
- 住所:〒099-4356 北海道斜里郡斜里町遠音別村
- Googleマップ: https://maps.app.goo.gl/QtmzZxAbggchT1aw6
- 公共交通機関:釧路空港からはJR釧網本線を利用して知床斜里駅へ行き、同様にバスでの移動が可能です。冬季には、流氷観光を目的とした期間限定のバスも運行されています。公共交通機関の利用やレンタカーでの移動が一般的ですが、季節や天候によって運行状況が変わるため、事前の確認が推奨されます。
● 小樽の魅力
小樽運河は、北海道小樽市の象徴的な観光スポットであり、その歴史的な景観とロマンチックな雰囲気で多くの人々を魅了しています。全長約1,140メートルの運河沿いには、かつての石造倉庫群が立ち並び、現在ではカフェやレストラン、ショップなどにリノベーションされ、訪れる人々に多彩な楽しみを提供しています。
特に夕暮れ時から夜にかけて、運河沿いの散策路に設置された63基のガス灯が灯り、石造倉庫群とともにライトアップされる光景は、日本夜景遺産にも選定されており、多くの人々に愛されています。
また、運河を巡る約40分の「小樽運河クルーズ」も人気のアクティビティです。デイクルーズではガイドによる小樽の歴史や名所の解説を楽しめ、ナイトクルーズではガス灯に照らされたロマンチックな夜景を水上から堪能できます。特に冬の季節、雪に覆われた運河とガス灯の組み合わせは、まるで絵画のような美しさで、訪れる人々を魅了します。
● 小樽の歴史
小樽市の歴史は、先住民族であるアイヌの人々がこの地で交易を行っていた時代に遡ります。地名「小樽」は、アイヌ語の「オタ・オㇽ・ナイ」(砂浜の中の川)に由来しています。 特に1850年代からは、ニシン漁業の繁栄により、小樽は商業都市として急速に発展し、「ニシンのゴールドラッシュ」とも称されました。
明治時代に入ると、1880年に北海道初の鉄道である官営幌内鉄道が手宮(小樽)と札幌間で開通し、物流の拠点としての地位を確立しました。また、小樽港の整備が進められ、石炭の積出港としても重要な役割を果たしました。
このような経済的繁栄に伴い、金融機関や商社が集まり、「北のウォール街」と呼ばれるまでに発展しました。しかし、昭和初期以降、ニシン漁業の衰退や経済の中心が札幌へ移行したことにより、小樽の経済は徐々に停滞しました。
● 小樽へのアクセス
- 住所: 北海道小樽市
- Googleマップ:https://maps.app.goo.gl/N5ZWVnjb7Sq53Xnm7
- 電車: 札幌から小樽へは、JR函館本線の「快速エアポート」や普通列車を利用できます。
3. 星形の要塞に刻まれた歴史|五稜郭
● 五稜郭の魅力
五稜郭は、そのユニークな星形の設計で知られ、函館の春の象徴とも言える場所です。春には五稜郭公園が約1,500本の桜に彩られ、その美しさは訪れる人々を魅了します。五稜郭タワーからは、この特徴的な形状の要塞を一望できるだけでなく、函館市街や津軽海峡の迫力ある景色も楽しめます。
また、この地は戊辰戦争の舞台としても重要で、敷地内の展示物や案内板を通じて、日本の近代史に思いを馳せることができます。
周辺には箱館奉行所や北海道立函館美術館など文化施設が点在し、歴史や文化に触れることができます。さらに、函館の美味しい海鮮グルメも五稜郭訪問の際の楽しみの一つです。五稜郭は、その歴史的背景と自然の美しさ、地域の文化を同時に体験できる魅力的な観光地となっています。
● 五稜郭の歴史
五稜郭は、江戸時代末期、外国からの侵攻を防ぐために建設されました。しかし、実際に使用されたのは、日本の内戦である戊辰戦争の際でした。1868年(明治元年)には、榎本武揚率いる旧幕府軍が約3,000人の兵士を率いて蝦夷地に上陸し、五稜郭を占拠しました。これは、明治新政府とは異なる別の政権を目指す動きでした。
しかし、新政府軍による圧倒的な攻勢により、五稜郭は新政府軍によって徐々に追い詰められ、土方歳三を含む多くの旧幕府軍がここで命を落としました。この戦闘は、戊辰戦争最後の戦いとして知られ、幕府の最期の地となりました。
● 五稜郭へのアクセス
- 住所:北海道函館市五稜郭町
- アクセス方法:JR函館駅から市電湯の川行きに乗り、「五稜郭公園前」電停で下車、徒歩約15分。
- 公式ウェブサイト:五稜郭タワー公式ウェブサイト
- Google マップ:https://maps.app.goo.gl/jFGvMH6QjPCbpiXPA
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