🕓 2025/2/14
#観光地
目次
宮城県のいくべき観光地スポット 3選
ー 宮城県(みやぎ)とは? ー
宮城県は、日本の東北地方に位置する県で、その県庁所在地は仙台市です。この地域は、古くから日本の歴史に深く関わっており、豊かな自然と共に、多彩な文化や伝統が息づいています。
歴史的に見ると、宮城県はかつて「陸奥国」と呼ばれていた地域の一部でした。特に、仙台市のある地域は、伊達政宗によって城下町として発展し、伊達家の本拠地として知られるようになりました。
2011年には東日本大震災により大きな被害を受けました。この災害は宮城県にとって大きな試練であり、復興への道のりは長く困難でした。しかし、その過程で地域コミュニティの絆が強まり、全国からの支援と共に復興への歩みを進めています。
1. 仙台城跡(青葉城址)|伊達政宗が築いた絶景
● 仙台城跡の魅力
仙台城跡(青葉城址)は、宮城県仙台市青葉区に位置し、初代仙台藩主・伊達政宗が1601年(慶長6年)に築いた城の跡地です。標高約130メートルの青葉山に築かれ、東と南を断崖が固める天然の要害として知られています。現在、城の建物は消失していますが、石垣や再建された脇櫓が往時を偲ばせます。
本丸跡には伊達政宗公の騎馬像が立ち、仙台市内や太平洋を一望できる絶景スポットとして人気です。また、夜間には石垣と騎馬像がライトアップされ、幻想的な雰囲気を楽しむことができます。敷地内の青葉城資料展示館では、仙台城の歴史や復元映像を通じて、当時の様子を学ぶことができます。
城跡一帯は青葉山公園として整備され、四季折々の自然とともに歴史散策を楽しめるスポットとなっています。
● 仙台城跡の歴史
仙台城は、仙台藩初代藩主・伊達政宗によって築城されました。関ヶ原の戦い直後の1600年12月に縄張りが行われ、翌年1月から本格的な築城工事が始まりました。本丸は、東側が広瀬川に面した断崖、南側は竜ノ口渓谷、西側は「御裏林」と呼ばれる山林に囲まれた、自然の地形を活かした山城として設計されました
政宗の死後、二代藩主・伊達忠宗の時代に山麓部へ二の丸が造営され、1639年に完成しました。以降、二の丸が藩政の中心となり、仙台城は約270年間にわたり伊達氏の居城として機能しました。しかし、明治維新後の廃藩置県により城は政府の管轄となり、1871年には二の丸に軍の施設が置かれましたが、1882年の火災で多くの建物が焼失しました。
● 仙台城跡のアクセス
- 住所: 宮城県仙台市青葉区川内
- Google Mapsリンク: 仙台城跡(青葉城跡)
- 徒歩アクセス: 仙台駅からバスで「仙台市博物館前」下車、徒歩約5分
- 電車/バス情報: 仙台市営地下鉄南北線「勾当台公園駅」から徒歩約20分、またはバス利用可
● 蔵王御釜の魅力
蔵王御釜は、宮城県と山形県の県境に位置する蔵王連峰の火口湖で、その神秘的な美しさで知られています。蔵王刈田岳、熊野岳、五色岳の三峰に囲まれた円形の湖で、釜のような形状から「御釜」と名付けられました。 湖面はエメラルドグリーンの水をたたえ、荒々しい火口壁と対比して神秘的な雰囲気を醸し出しています。太陽光の角度や天候によって湖面の色が変化するため、「五色湖」とも呼ばれています。
湖水は強酸性のため生物は生息できません。また、湖の水温は表面から10数メートルの深度で摂氏2度まで下がり、それより深くなると温度が高くなる特殊な二重水層を持ち、世界でも珍しい湖です。 四季折々の風景が楽しめる蔵王御釜は、自然の神秘を感じられる絶景スポットとして、多くの観光客に愛されています。
● 蔵王御釜の歴史
蔵王御釜の歴史は、約1,000年前の火山活動に遡ります。10世紀頃の噴火によって現在の火口湖が形成され、その後も幾度かの噴火や地殻変動を経て現在の姿となりました。江戸時代には、御釜は「五色沼」として知られ、地元の人々や旅人の間で神秘的な場所として語り継がれてきました。また、蔵王山全体が信仰の対象とされ、山岳信仰や修験道の修行の場としても利用されてきました。
近代に入ると、蔵王御釜は観光地としての注目を集めるようになり、1925年には蔵王山が国立公園に指定され、多くの観光客が訪れるようになりました。
● 蔵王御釜へのアクセス
- 住所: 宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉蔵王御釜
- Google Mapsリンク: 蔵王御釜
- 車でのアクセス: 山形自動車道「山形蔵王IC」から約50分
- 公共交通機関: 山形駅からバスで「蔵王エコーライン」経由、「蔵王御釜」バス停下車
3. 松島|日本三景の絶景!
● 松島の魅力
松島は、宮城県に位置する日本三景の一つとして知られる絶景スポットです。松島湾には約260の小島が点在し、松の木々が茂るこれらの島々が織りなす風景は、訪れる人々を魅了します。特に、「四大観」と呼ばれる4つの展望スポットからの眺めは格別で、それぞれ「壮観」「麗観」「偉観」「幽観」と名付けられています。
松島は、日本三景の一つとして知られ、古くから多くの文人や旅人を魅了してきました。松尾芭蕉もその一人であり、風景に感嘆しながらも言葉にならなかったほどの美しさを感じたとされています。また、伊達政宗ゆかりの瑞巌寺や五大堂などの名所が点在しています。
松島湾内を巡る遊覧船では、海上から島々の美しい景観を楽しむことができ、四季折々の風景や時間帯によって異なる表情を見せる松島の魅力を堪能できます。
● 松島の歴史
松島の地形は、約2万~3万年前の氷河期以降、地殻変動や海面上昇によって現在の多島海が形成されたと考えられています。 この独特の地形は、長い年月をかけて自然が作り上げたものです。
仙台藩初代藩主・伊達政宗は、松島に瑞巌寺や五大堂などの寺院を建立し、地域の文化と信仰の中心地として発展させました。江戸時代には、俳人・松尾芭蕉が松島を訪れ、その美しさに感嘆したと伝えられています。 彼の紀行文『奥の細道』には、松島の風景が描かれております。
さらに、松島という地名の由来には諸説あり、聖徳太子が達磨大師の到来を待ち続けた「待つ島」が転じて「松島」となった説や、鳥羽天皇が修行中の見仏上人に松の苗木千本を贈り「千松島」と呼ばれたものが「松島」となった説などがあります。 しかし、最も有力なのは、数多くの島々に松が生えていることから「松島」と名付けられたとする説です。
● 松島へのアクセス
- 電車: JR仙石線松島海岸駅から徒歩15分(福浦橋)、JR常磐線坂元駅からタクシーで10分(唐船番所跡)。
- 車: 仙台市から車で約50分。
- Google Mapsリンク: 松島
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